韓国の全国物価、第2四半期5.4%急騰・・・消費は小幅減少

[写真=聯合ニュース]


韓国の第2四半期の全国消費者物価が1年前より5.4%上がった。消費心理の冷え込みで、大半の地域で小売販売は減少した。

統計庁が22日に発表した「2022年第2四半期の地域経済動向」によれば、全国物価は昨年同期より5.4%上昇した。3.8%上昇した今年第1四半期と比べると、1.6%ポイント(p)上昇したのだ。統計庁は「石油類価格と外食費用などが引き上げられた影響」と説明した。

地域別には、ソウル(4.6%)、釜山(プサン・5.0%)、大田(テジョン・5.2%)の物価は全国平均より上昇幅が低かったが、江原道(カンウォンド・6.6%)、慶尚北道(キョンサンブクド・6.5%)、済州(チェジュ・6.4%)はガソリン価格の引き上げなどで平均を上回った。

消費(小売販売)は大田など3つの市・道を除いた13市・道で一斉に減少した。このため、全国消費額は1年前より0.2%減少した。忠清北道(チュンチョンブクド・-2.0%)や蔚山(ウルサン・-1.9%)、慶尚北道(キョンサンブクド・-1.8%)は乗用車や燃料小売店などの販売が減り、全国平均より大幅に減少した。ソウル(-1.3%)と京畿(キョンギ・-0.7%)も消費が減った。

一方、大田(3.3%)と仁川(2.6%)、慶南(キョンナム・1.6%)の3ヶ所はデパートや免税店、専門小売店の販売が増加したおかげで消費額が増えた。

建設受注は全国的に工場・倉庫と機械設置などが増え、1年前より16.2%跳ね上がった。済州(181.3%)と釜山(75.2%)、大田(61.9%)は住宅など受注が増え、大幅に増加した。しかし、世宗(セジョン・-63.6%)と光州(クァンジュ・-46.0%)、大邱(テグ・-33.4%)は受注減少で二桁下落を記録した。

生産と輸出も増加した。第2四半期の鉱工業生産は全国平均4.1%上昇した。地域別には半導体・電子部品など生産が増え、京畿道(11.5%)・忠清北道(チュンチョンブクド・9.5%)・世宗(7.1%)をはじめとする12市道が1年前より生産が増えた。ただ、大田(8.4%)と忠清南道(-2.9%)、慶尚北道(-2.3%)、済州道(-0.6%)の4ヵ所は減少した。

サービス業生産は保健・福祉と宿泊・飲食店、運輸・倉庫など生産が均等に増え、全国平均5.4%の成長を収めた。すべての地域生産が増えた中、済州(11.2%)と仁川(7.7%)、京畿(6.9%)の増加幅が大きかった。

第2四半期の輸出は半導体・石油製品など輸出好調で1年前より13.0%増加した。軽油とメモリー半導体、その他有機・無機化合物などの輸出が増え、大邱(36.0%)と全羅南道(31.3%)など15市道の輸出額が一斉に増加した。ただ、済州(-15.7%)と慶尚南道(-6.7%)は減少した。

20代・50代・30代の雇用が増え、第2四半期の雇用率は1年前より1.7%ポイント上がった62.7%を記録した。光州(-0.1%ポイント)を除いた16市道すべてで雇用率が上昇した。

脱ソウル現象は再び続いた。第2四半期の人口移動現況によると、ソウルの居住者は9058人が減少した。第1四半期のソウル地域の人口は8四半期ぶりに流入者数が流出者より多かったが、第2四半期に入って再び減少傾向に転じた。慶尚南道(4152人)と釜山(3435人)など9地域も人口が減った。一方、京畿道((1万1203人)と仁川(5503人)、忠清南道(3646人)など8ヵ所は流入人口が多かった。
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