韓国軍福祉団公務職労働者の出勤拒否と部分ストライキなど争議行為予告で15日から中断危機に置かれた軍マート(PX)問題が解決される見込みだ。
13日、韓国労働組合総連盟に所属している代表労組は、国防部が提示した交渉案を受け入れ、1次協議を終えたと伝えた。ストライキを予告した国軍福祉団の労組は計19で構成されている。国防部が19の労組に会うことができないため、代表労組に会って前日の交渉案を提示した。
軍関係者は「現在は代表労組が残りの労組と国防部が提示した交渉案で労組内部を説得している」と話した。
1回目の協議が完了したことにより、交渉代表の労働組合委員長は同日から明日まで国防部交渉に参加した19の労組と交渉再開について決める。
国軍福祉団と労組は昨年10月から5月まで10回の団体交渉を進めたが立場の違いを狭めることができなかった。労組は8~9日、争議行為賛否投票を実施した結果、争議行為を決議した。労組は15日から出勤拒否と部分ストライキなどの方式で争議行為に出る予定だ。
先立って労組は基本給5.1%引き上げと共に福利厚生費と各種手当てを正規職と差別なく支給することなどを国防部側に要求した。国防部は企画財政部が総人件費を1.9%だけ引き上げて支給したため、労組の賃上げ要求を受け入れられないという立場を伝えた。
国防部は、労組が要求した手当ての新設は企画財政部の事前許可事項であり、公務職共通手当ての新設も企画財政部の決定事項だとして受け入れに難色を示した。
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