LG電子、中国TCLを相手にTV技術特許訴訟…"不当な特許使用に厳正対処"

[LG電子、中国TCLを相手にTV技術特許訴訟…"不当な特許使用に厳正対処"]


 
LG電子が自社のTV関連特許を侵害した中国の家電メーカーのTCLを相手に訴訟を提起した。
 
25日、LG電子によると、会社は21日(米現地時間)、米テキサス東部地方裁判所にTCLがTV技術関連特許を侵害したという内容の特許侵害禁止訴訟を出した。TCLが米国で販売中のTVがLG電子の標準特許を利用して製作されただけに、TCLのTV販売と流通を阻止してほしいという内容が骨子だ。
 
標準特許は特定の機能を実現するため、必須的に使われる技術関連特許だ。LG電子は、訴訟対象者に香港TCLホールディングスと中国、ベトナム、米国TCL法人を含めた。LG電子が問題視した技術は、TVユーザーインターフェイス(UI)と映像、音響処理技術、無線インターネット(ワイファイ)関連技術など6つだ。
 
LG電子の関係者は"研究開発の結実である知的財産権を保護し、ライバル会社の不当な特許使用に対して厳正に対処する計画"と伝えた。
 
LG電子がTCLを相手に特許侵害関連の訴訟を提起したのは今回が初めてではない。LG電子は2007年、TCLがTV関連特許を侵害したとし、訴訟を提起して合意を引き出した。2019年にはTCLがスマートフォンに使用する4世代移動通信(LTE)標準特許を侵害したとし、ドイツ・マンハイム地方裁判所に訴訟を起こし、昨年3月に勝訴した。
 
TV市場シェア2位のLG電子は3位のTCLから出荷量の側面で危険な状況だ。
 
市場調査会社のオムディアによると、昨年のTV市場で、出荷量パネル基準で、1位サムスン電子(4223万台)、LG電子(2733万台)、3位TCL(2457万台)を記録した。昨年のTV市場の売上額基準では、1位サムスン電子(29.5%)、2位LG電子(18.5%)が占めた。しかし、今年、TCLは3650万台パネルを確保、LG電子(3430万台)より約220万台を上回るものと予想される。
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