新型コロナウイルス感染症(コロナ19)による政府の社会的距離の確保(ソーシャルディスタンス)が解除され、1年以上止まっていた大型マートの試食と化粧品売り場のテスター使用が可能になる。
流通業界は20日、政府は今月25日から大型流通施設内の試食・試飲と化粧品テストコーナーの運営を認めることにした。
京畿道は2020年9月、大型流通施設内の試食コーナーの運営が中止され、政府は12月24日から中央災難安全対策本部レベルで全国的に試食と試飲、テスターの使用を禁止した。
これを受け、大手スーパー各社は、変わる政府指針に歩調を合わせて試食台を点検し、食品会社と試食イベントの日程を調整するなど、試食コーナーの運営再開準備に取り掛かった。
マート業界の関係者は、「食品の場合、試食コーナーの運営可否が売上と関連性が大きいだけに、試食コーナーの運営が可能になることから、売上に肯定的な影響を与えるだろう」と話した。
それだけでなく、デパートやヘルスアンドビューティー(H&B)ストアなどの化粧品売り場でも、香水や試香などの化粧品テスターの使用が可能になる見込みだ。
このような傾向に合わせ、ロッテデパートはメイクアップショーを再開する。ロッテデパート蚕室(チャムシル)店では5月8日まで週末ごとに専門メイクアップアーティストがバレンティーノビューティー製品を活用して春トレンドに合わせたメイク方法を紹介し、参加した顧客にプレゼントを提供するイベントを開く。
業界はテスターの使用許容など、日常回復措置が最近、色彩コスメを中心に蘇るビューティー市場に肯定的な影響を与えるだろうと予想している。
CJオリーブヤングは従来どおりテスター用化粧品を備え、自由な体験ができるようにする予定だ。ただ、感染病拡散防止のため、肌に直接使用しないよう勧告する。
CJオリーブヤングの関係者は「マスク着用状態では自由にテスターを体験できるようにするが、交差感染に対する顧客の懸念を考慮し、テスター用紙と化粧小物は引き続き備える予定だ」と話した。
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