現代自、米アラバマ工場に3600億投資…現地「電動化戦略」に拍車

[現代自、米アラバマ工場に3600億投資…現地「電動化戦略」に拍車]


 
現代(ヒョンデ)自動車が北米市場のエコカー需要に対応するため、現地生産能力の増大に本格的に乗り出す。10月から中型SUV「サンタフェ」ハイブリッドモデルを現地生産する計画であり、12月にはジェネシス「GV70電動化モデル」も追加生産する。まだ場所が決定されていない米国内の電気車工場の竣工も近いうちに結論を下す方針だ。
 
現代自・アラバマ生産法人(HMMA)は12日(現地時間)、3億ドル(約3600億ウォン)を投資し、米国工場の電気自動車生産設備を備え、200人の新規雇用を創出すると発表した。サンタフェ・ハイブリッドはこれまで国内蔚山(ウルサン)工場だけで制作して輸出した車両だ。
 
アラバマ工場は年37万台の生産能力を備えた。サンタフェをはじめ、「ソナタ」、「ツーソン」、「アバンテ(現地名・エラントラ)」、ピックアップトラック「サンタクルーズ」など内燃機関5車種を生産している。ハイブリッドと電気自動車の生産は今回が初めてだ。現代自はアラバマ工場まで追加し、中国とインド、チェコ、インドネシア、米国まで計5ヵ所にエコカーの生産半径を広げた。
 
特に、現代自グループは現地の耳目が集中された米国内の電気自動車新工場の構築も早期決定する方針だ。起亜工場が位置したジョージア州とテネシー・サウスカロライナ州などサンベルト東部圏地域などが電気車候補地に名が挙がり、各州ごとに熾烈な誘致合戦を行っていることが分かった。
 
先立って、現代自グループは昨年5月、電気車の現地生産から設備拡充など2025年までに米国に74億ドル(約9兆700億ウォン)を投資すると発表した。先月、開かれたCEOインベスターデーでは、2030年の米国内の電気車のシェア11%達成という青写真を明らかにした。
 
現代自グループのこのような動きは、米国市場の販売量の増大で探すことができる。現代自グループは昨年の年間販売台数で、日本ブランドのホンダを抜くなど前年比21.6%増加した148万9118台の売上高で、歴代最大実績を出した。
 
バイデン行政部が電気車普及拡大に焦点を合わせるのも、現代自グループが投資速度を高める要因だ。トヨタとゼネラルモーターズ(GM)など、従来の完成車ブランドは電気車発売の拡大に拍車をかけており、グローバル電気車販売1位のテスラは最近、テキサス新工場の稼動に入り、量産規模を拡大している。電気自動車を先取りするための会社間の競争が一層激しくなり、現地化戦略が切実になっている。
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