3月のICT輸出額「過去最高」

[写真=Gettyimagesbank]


情報通信技術(ICT)の輸出額が再び過去最高記録を塗り替えた。ロシア・ウクライナ事態をはじめ対外環境の悪化の中でも半導体を筆頭とする品目の輸出が大幅に増加した。

産業通商資源部(産資部)が14日に発表した「22年3月のICT輸出入動向」によると、先月のICT輸出額は232億6000万ドルで1年前より33.6%増えた。22カ月連続の増加であり、1996年に関連集計を開始して以来、3月基準で最高値となった。

月最高記録も同時に達成した。昨年12月(221億4000万ドル)に立てた最高値を4カ月ぶりに更新したのだ。

貿易収支の記録も更新した。今年3月のICT輸入額は1年前より17.5%増の128億6000万ドルにとどまった。先月のICT貿易収支も104億ドルの黒字で、過去3月中1位となった。

記録更新を導いたのは半導体だ。先月の半導体輸出額は昨年3月より28.6%多い132億ドルで、11カ月連続100憶ドルを突破した。このうちメモリー半導体はスマートフォンなどの需要が増加し、輸出額が80億ドル(82億ドル)を上回った。システム半導体は集計以来、初めて40億ドル(44億5000万ドル)を突破した。

ディスプレイや携帯電話、コンピューター・周辺機器も好調だった。有機発光ダイオード(OLED)需要が増え、ディスプレイ輸出は1年前より45.3%増加した24億5000万ドルを記録した。19ヵ月連続増加だ。同期間、OLED輸出額は14億2000万ドルで69.0%上昇した。

携帯電話は36.9%増加した15億1000万ドルと集計された。完成品輸出は7億7000万ドルで75.3%、部分品は7億4000万ドルでそれぞれ11.6%増えた。

コンピューター・周辺機器は17億9000万ドルで36.9%伸びた。3月基準で史上最高値だ。ソリッドステートドライブ(SSD)が55.6%増の14億2000万ドルを記録するなど周辺機器が成長を牽引した。

国別では中国輸出が2020年9月以降19ヵ月連続増加を記録した。特に、3カ月ぶりに再び100億ドルを突破した。特にベトナム(35億ドル)は12カ月、米国(28億4000万ドル)は27カ月、欧州連合(EU・14億2000万ドル)は19カ月連続で輸出額が増えた。

先月の輸入額はディスプレイ(55.7%)、半導体(29.4%)、携帯電話(16.1%)、コンピューター・周辺機器(0.6%)の順に増加した。台湾・ベトナム・日本・米国産ICT製品の輸入も同時に増加したが、輸入額の割合が最も大きい中国は0.1%減少した。
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