政府が3月21日から海外入国者の自己隔離を免除すると発表し、旅行会社は海外旅行再開への営業活動を活発に行っている。
2020年から始まったコロナ禍の影響で旅行業界は大きな被害を被った。海外旅行ができなくなり、売上が大きく落ち込み、休業や廃業をする旅行会社も増えた。
統計庁の年間産業活動動向によると、コロナ19以前の2019年に比べ、昨年の旅行業種の売上は85%以上減少した。韓国観光協会中央会は、コロナ19の拡散後2年間、旅行会社1377社が減少したと明らかにした。
このような中、中央災難安全対策本部(中対本)は3月11日に定例ブリーフィングを開き、今月21日から国内と海外でワクチン接種を完了し、その履歴を登録した者に限り、7日に隔離を免除することにした。
防疫当局の発表直後、各旅行会社は商品の販売を再開するのはもとより、旅行活性化キャンペーンを展開している。これまで旅行会社は入国時に隔離が免除される旅行安全圏域(トラベルバブル)「サイパン」商品を中心に運営してきた。
旅行業界は「世界的に入国者の隔離を免除するなど徐々に海外旅行が自由にできるようになった状況で、韓国政府の海外入国者に対する隔離免除の発表が加わり、今年の海外旅行市場の成長がさらに期待される」と口をそろえた。
ハナツアーは、オミクロン拡散の影響で中止していたテレビ広告の再開を決めるなど、マーケティングに再始動し始めた。
昨年10月1日付けで、全職員の正常勤務を開始し、1度運営再開に乗り出したハナツアーは、予期せぬオミクロンの拡散を受け、マーケティング活動を中止した。しかし、海外入国者隔離免除の発表にキャンペーンを再開することにしたのだ。
インターパークツアーも「欧州エコパッケージ」商品を企画し、EVや宿泊、観光地の入場券をパッケージにした商品を披露している。
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