現代エンジニアリングが環境汚染の危険性が持続的に増加する廃プラスチックを資源として活用する技術を確保し、高純度の清浄水素生産事業を推進する。
現代エンジニアリングは今年まで廃プラスチックを原料に、高純度の清浄水素を生産する技術実証テストを終え、2022年から水素生産プラントの建設を始め、2024年、本格的な商業生産を目標に推進すると21日、明らかにした。
総事業費は4000億ウォン規模で、忠清南道唐津(タンジン)にプラントを建設する。年間10万トン(t)規模の廃プラスチック原料を処理し、高純度の清浄水素製品を年間2万2000t規模で生産する計画だ。水素2万2000tは水素自動車15万台が1年間運行(年間1万4000キロの運行基準)が可能な規模だ。
この事業の核心技術であるガス化を通じた水素生産技術は廃プラスチックを熱分解させた後、ガス化機に投入し、一酸化炭素と水素の混合物の合成ガスを生産し、触媒反応を通じて最終的に高純度(99.999%)の水素製品の生産が可能な技術である。
また、今回の事業の主な特徴は現代エンジニアリングが現代製鉄の仁川(インチョン)工場で実証テスト中の二酸化炭素資源化技術(Metal-co2System)を適用し、廃プラスチック資源化プラントで発生するほとんどの二酸化炭素を低減するという点だ。
現代エンジニアリングはGT社との技術協力を通じ、300kW級以上のMetal-co2Systemを適用し、廃プラスチック資源化工程で発生される大半の二酸化炭素を捕獲・活用していく計画だ。
現在、現代エンジニアリングとGT社はMetal-co2System実証事業を現代製鉄の仁川工場で進めている。現代エンジニアリングは今回の実証事業を完了した後、2023年から300kW級以上の商用化プラントに対する投資・運営を進める計画だ。以後、中長期的な追加投資を通じ、大規模な二酸化炭素の捕獲、処理が可能な1MW級のMetal-co2System技術の開発を目標としている。
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