韓国最大ポータル企業「NAVER」の次期最高経営者(CEO)に、1981年生れ(40歳)のチェ・スヨングローバル事業部責任リーダーが内定された。韓聖淑(ハン・ソンスク)代表に次いで2人目の女性CEOであり、最も若い首長だ。若くて海外センスのある経営陣を選任し、IT業界の早い変化に対応し、グローバル進出にさらに積極的に参加しようとするものと分析される。
NAVERは17日、理事会を開き、チェ責任リーダーを次期代表に内定したと公示した。
チェ新任代表内定者は1981年生まれで、今年40歳だ。NAVERの前身であるNHNに公開採用で入社し、延世大学・法学専門大学院、米ハーバード大学ロースクールを卒業した後、2019年、NAVERのグローバル事業支援部に再び合流した。昨年3月、NAVERの非登記役員に名を連ねた。
チェ新任代表内定者は理事陣からグローバル事業戦略、市場理解度、問題解決能力の面で高い評価を受けた。
次期最高財務責任者(CFO)はキム・ナムソン責任リーダーが内定された。1978年生のキム責任リーダーはハーバードロースクールを卒業し、米国ローファーム勤務を経て、モーガンスタンレー、マッコーリー資産運用などを経た買収合併専門家だ。昨年、NAVERに合流し、投資・グローバル買収合併組織を率いてきた。北米最大のウェブ小説プラットフォーム「Wattpad」の買収、イーマート・新世界と持分交換などのビッグディールを主導した。
NAVERは今回の人事について、"グローバル事業を拡張し、先制的な技術・人材投資を通じ、グローバルに成長していく新規事業発掘のためのもの"とし、"理事会と経営陣は二人について様々なフィールドでの経験と新しい領域を行き来する挑戦的な履歴などを高く評価した"と説明した。
NAVERは2022年3月の定期株主総会、理事会で、チェ新任代表とキム新任CFOを選任する手続きを進めると明らかにした。
一方、2017年3月に就任した韓聖淑代表は成果を認められ、昨年3月に重任に成功し、2023年までNAVERを導くことができたが、今月5月、職場内のいじめ事件で、職員1人が死亡すると、これに対する責任で座から退いた。
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