
[写真=聯合ニュース(28日、世宗市政府世宗庁舎で2020年の死亡原因統計結果を発表しているキム・スヨン統計庁人口動向課長)]
昨年、韓国の死亡者数が史上初めて30万人を突破した。10~30代の死亡原因の1位は自殺だった。新型コロナウイルス感染症(コロナ19)による死者は計970人だった。
統計庁が28日に発表した『2020年死亡原因統計』によると、昨年の死亡者数は30万4948人で前年より9838人(3.3%)増加した。人口10万人当たりの死亡者数である調査死亡率は593.9人で、やはり前年比19.0人(3.3%)増えた。
死亡者数は死亡原因統計を作成(1983年)以来、調査死亡率は1984年(585.2人)以来最も高い数値だ。統計庁のキム・スヨン人口動向課長は「人口の高齢化で死亡者数が過去最大値を記録した」と説明した。
実際、80歳以上の高齢死亡者が全体死亡の48.6%を占めた。10年前より15.2%ポイント増加したのだ。
全体の死亡原因はがんが27.0%で最も多かった。
年齢によって主な死亡原因は違った。がんは1~9歳と40代以上で1位だった。一方、10代と20代、30代は自殺が1位となり、がんは2位だった。
昨年の自殺死亡者数は1万3195人で、前年より4.4%(604人)減少した。一日平均死亡者数は36.1人だ。人口10万人当たりの自殺者数も25.7人で4.4%(1.2人)減った。
しかし、依然として経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で1位を記録した。標準人口10万人当たりの自殺者数で評価するOEDC平均自殺率は10.9人だが、韓国は23.5人で2倍以上多かった。
コロナ19による死者は950人であると確認された。このうち、80歳以上は54.5%だった。人口10万人当たりの死亡率は1.9人で、高齢者であるほど死亡率も上がった。特に80歳以上が27.3人で最も高かった。
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