SKイノベーションの素材事業子会社、SKIETが10日、「RE100(Renewable Electricity 100)」加入を完了したと14日、明らかにした。
RE100は、企業が使用する電力100%を再生エネルギーへ転換するという運動だ。自発的なキャンペーンだが、全世界的に高まる環境改善要求によって、多くの企業が参加している。
SKIETは今回のRE100への加盟をきっかけに、エコ電力転換にさらに拍車をかける計画だ。RE100が義務事項ではないが、すでに今年から忠清北道曽坪(ジュンピョン)と清州(チョンジュ)など国内の全ての事業場と稼動を控えたポーランドのシロンスク州工場で100%エコ電力を導入することにした。国内外の単一事業場で、100%エコ電力だけを使用する韓国企業はSKIETが初めてだ。
さらに、中国ではエコ電力を自体調達する案として、工場の屋根を活用し、7万平方メートル規模の太陽光発電設備を構築する計画だ。
SKIETはこれによって、2025年まで全世界の工場で使用する電力60%をエコ電力に転換する方針だ。これはRE100の要求水準を5年繰り上げて達成するものである。
さらに、SKIETは2030年までに全世界の全ての生産拠点で、エコ電力を導入する計画だ。これを通じ、会社が排出する全体温室効果ガスを70%削減する計画だ。
SKIETが生産する主要品目であるLiBSは、温室効果ガスの削減に寄与する電気車用バッテリーを生産するのに必要な核心素材だ。SKIETが昨年、販売したLiBSは約5億平方メートルに達する。これは、電気自動車約76万台分だ。内燃機関車両76万台が電気車に転換されれば、減少する温室効果ガスの排出量は毎年約94万トン(t)に達する。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>