LG化学、国内最大「炭素ナノチューブ」麗水工場の稼動…1700t生産力の確保

[LG化学、国内最大「炭素ナノチューブ」麗水工場の稼動…1700t生産力の確保]



LG化学が国内最大規模のCNT(炭素ナノチューブ)工場を稼動しながら、陽極材など電気車バッテリー素材を中心に急成長中のCNT市場への攻略を本格化する。

LG化学は14日、麗水(ヨス)CNT 2工場が1200tの増設工事を終え、商業稼動に入ったと明らかにした。これで、従来の500tと合わせ、計1700tのCNT生産能力を確保することになった。LG化学は年内、3工場の追加増設など今後の生産能力も持続的に拡大する方針だ。

CNTは電気と熱伝導率が銅製やダイヤモンドと同一で、剛度は鉄鋼の100倍に達する次世代新素材だ。既存の素材を上回る優れた特性で、バッテリー、半導体、自動車部品、面相発熱体などの活用範囲が非常に広い。

今回完成されたLG化学のCNT 2工場は独自開発した流動層反応器を適用し、単一ラインでは世界最大規模だ。全工程の自動化を通じた安定的な品質管理と工程の革新により、従来に比べて電力使用量を30%削減したことが特徴だ。

この工場で生産されるCNTは現在、グローバル電気車バッテリー市場を先導しているLGエネルギーソリューションなどのバッテリーメーカーに陽極導電材の用途で供給される予定だ。陽極導電材は電気および電子の流れを助ける素材で、リチウムイオンバッテリー全般の添加剤として使われている。

LG化学はCNT市場が急成長することによって、年内に3工場の追加増設も着手する予定だ。

実際、業界ではグローバルCNTの需要が‘昨年5000t規模から2024年2万t規模へ、年平均約40%以上の爆発的な成長を記録するものと予想している。
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