サムスンSDI、3四半期の営業益2674億ウォン…前年比61.1%増加

[サムスンSDI、3四半期の営業益2674億ウォン…前年比61.1%増加]



サムスンSDIが電池事業部門の好調で、3四半期に「サプライズ業績」を発表した。

サムスンSDIは3四半期の売上3兆872億ウォン、営業利益2674億ウォンを記録したと27日、明らかにした。 それぞれ前年同期比20.2%、61.1%増加した数値だ。 売上は歴代四半期の中で最高を記録したし、営業利益も2018年以降、初めて2000億ウォンを突破した。 証券街でもサムスンSDIが2000億ウォン台前半の営業利益を収めるものと予測したが、これをはるかに上回る業績を上げた。

サムスンSDIの実績を牽引したのは電池事業だ。 電池事業部門の売上は2兆3818億ウォンで、前年同期比22.0%増加した。 サムスンSDIは特に売上げで占める割合の40%以上を占める中大型電池のうち、自動車用電池が季節的なシーズンに進入し、欧州の電気自動車支援政策の強化などで、大幅な売上成長を遂げたと説明した。

また、小型電池も電動工具とモビリティなどに供給される円形バッテリーの需要が回復し、業績改善に力を加えた。 主要顧客企業の新規スマートフォンの発売によるパウチバッテリーの供給拡大も肯定的な影響を与えた。

電子材料事業部門の売上は7037億ウォンで、前年同期比14.6%増加した。 偏光フィルムはTV、モニター、タブレット向けの売上が増加した。 有機発光ダイオード(OLED)素材はプレミアムスマートフォン向け製品の需要が増えた。 この他にも半導体素材も売り上げが小幅上昇したとサムスンSDIは説明した。

サムスンSDIは4四半期と来年にも電気車(EV)用バッテリーとエネルギー貯蔵装置(ESS)の需要増加で、売上成長の勢いを続けるものと見られる。

特に4四半期からはEV用電池が本格的に収益を出すものと期待される。 サムスンSDIは同日、業績発表後に続いたコンファレンスコールで、"4四半期は損益の改善が期待される"、"来年は通常1四半期は売上げと収益性が今年より一時的に減少することもあるが、1四半期を底として年間では外形が大きく成長し、黒字達成を展望する"と述べた。 また、"2021年からは個人用だけでなく、商用車まで拡大するため、新規プロジェクトを協議している"と付け加えた。

来年からはEV用バッテリーの「Zen.5」の量産も予定されている。 Zen.5は一度充電すれば、600キロ以上移動することができているサムスンSDIの次世代バッテリーだ。 ハンガリー・Göd工場で生産するという。 既存のバッテリーよりも効率は20%以上高め、コストは20%以上下げたというのがサムスンSDI側の説明だ。

一角で懸念している電気車会社「テスラ」のバッテリー内在化の可能性については"電気車バッテリー製造は大規模な初期投資と長期間かけた技術蓄積が必要で、短期間には蓄積するのは難しいだろう"とし、"自動車注文者商標付着生産(OEM)業者らがバッテリー内在化を試みても、優先では協力していくだろう"と予測した。

ESS市場の拡大もサムスンSDIにとっては好材料だ。 サムスンSDIはコンファレンスコールを通じて、"全世界的にエコ政策が強化されており、来年のエネルギー貯蔵装置(ESS)市場は今年より約30~40%成長するものと見込んでいる"、"地域別には米州電力用市場が全体ESS市場の成長を牽引するものとみられる"と述べた。
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