造船ビック3、未来船舶技術の前面に出して「脱LNG船時代」に備え

[造船ビック3、未来船舶技術の前面に出して「脱LNG船時代」に備え]



国内造船3社がLNG燃料推進船以降のエコ未来船舶の開発に力を入れている。

19日、造船業界によると、韓国造船3社は脱LNG船時代のエコ船舶の競争力を確保するため、アンモニア・電気・水素・水素電気燃料電池など多様な推進エネルギー船の開発とスマート船舶技術を強化している。

船舶発注の流れは「国際海事機関(IMO)2020規制」によって、脱硫設備(スクラバ)の装着からLNG船の発注に移ってきた。 これと同様に、今後、IMO 2050規制によって、結局にはLNG船舶から完全なエコ燃料でエンジンを作動する船舶へと進化するものと見られる。

IMO 2050規制は2050年まで2008年度比CO2の排出量を海運業全体50%、個別船舶70%の低減を要求する。 これにグローバル造船会社各社はCO2の排出のない炭素ゼロ燃料に対する技術的課題を抱えている。

国内造船3社はLNG燃料推進船以降の未来船舶の開発に力を入れている。 先に韓国造船海洋とサムスン重工業はアンモニア推進船の開発に拍車をかけている。 アンモニアは燃料を燃焼する過程で、二酸化炭素や硫黄酸化物、窒素酸化物などの汚染物質を排出しなかったうえ、維持しやすい温度で貯蔵が可能に活用しやすい。

韓国造船海洋の系列会社である現代尾浦(ミポ)造船は昨年10月からグローバルエンジンメーカーであるMANエネルギーソリューションズ、ロイド船級などとともに、アンモニア推進船舶の共同開発プロジェクト(JDP)を進行中だ。 現代尾浦造船など3社は2025年を目標に、アンモニア推進船を商用化するという計画だ。

サムスン重工業も1月からMANエネルギーソリューション、ロイド船級、マレーシア船社のMISCとアンモニア推進船を開発している。 2030年までに開発を完了する計画だ。

電気や燃料電池を活用した船舶開発の動きも早まっている。 燃料電池は燃焼過程がなく、発電効率が非常に高く、硫酸化物、窒素酸化物、温室効果ガスなど環境汚染物質がほとんど出ない。

韓国造船海洋は固体酸化物基盤の燃料電池の船舶適用実証センターを構築し、スマート電気推進船の建造に乗り出した。 サムスン重工業は固体酸化物燃料電池を初めて実用化した米国ブルームエナジーと共同で研究し、世界初の燃料電池適用の原油運搬船を開発した。

経済的な運航を支援するスマート船舶技術も着実に開発中だ。 現代重工業は2011年、世界で初めてスマート十システムを開発し、300隻以上の船舶に搭載した。 スマートシップ統合ゲートウェイを通じて、航海通信装備、主推進制御装置、航海情報記録装置、機関監視制御措置などをリアルタイムで確認することができる。 2018年にはサイバーセキュリティ技術認証も受けた。

大宇造船海洋は2020年、独自に開発した遠隔メンテナンス支援システム「DS4ARサポート」を活用し、LNG運搬船の試運転を実行している。 NAVERやインテルなどとスマートシップ4.0インフラを共同構築したりもした。

サムスン重工業は次世代スマートシップシステムであるS.VESSELを搭載し、安全かつ経済的な運航を支援する。 省エネ装置であるSAVER Finで、船舶の周辺の水の流れを制御する。 2018年にはエコスマートシップ技術船級認証(INTELLIMAN Ship)も獲得した。
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