LGグループが未来の成長動力であるバイオ分野への投資を加速させている。 就任3年目を迎えた具光謨(ク・グァンモ)LG代表は10年後、LGグループをリードする新成長動力としてバイオを選び、投資に乗り出している。
LGグループの投資会社であるLGテクノロジーベンチャーズは最近、米国の遠隔医療会社である「Amwell」に投資したと24日、明かにした。 LGはアリアンツグループのベンチャーファンドと日本の製薬会社である武田と共に、Amwellの2億ドル(約2400億ウォン)規模のシリーズCファンディングに戦略的投資家として参加した。
遠隔医療ソフトウェア会社であるAmwellはコロナ19の事態により、急激に成長しているところの一つだ。 Amwellが提供するサービスは通常、構築するのに3カ月ほどかかるが、現在はコロナ19非常事態のため、3-4日でサービスを行っている。 これを受け、LGグループレベルでもLG電子やLG化学などとシナジー効果を出すことができるという判断から投資に乗り出したのだ。
LG電子は遠隔医療に活用する手術用モニターなど装備などを製造しているため、ハードウェア的な側面からシナジー効果が期待される。 現在、LG電子は遠隔医療、撮影、判読、手術などに使われる手術用モニター、臨床用モニター、デジタルレントゲン検出器、診断用モニターなどを作っている。 この製品群は全体の売上で大きな割合ではないが、コロナ19事態で需要が急増する分野だ。
LGテクノロジーベンチャーズは潜在力のあるスタートアップを発掘し、投資するという側面で、LGの未来をうかがうことができる。 昨年4月、初の海外出張先のサンフランシスコの「LGテックカンファレンス」に向かう途中、LGテクノロジーベンチャーズを訪問し、投資現況を直接視察するほど具代表も関心を示している。
LGテクノロジーベンチャーズは人工知能(AI)、バッテリー、バイオなど多様な分野のスタートアップに投資している。 バイオ分野への投資は生化学合成物質を生産する「ライゴス」、白血病治療剤を開発する「アルセレス」に続き3度目だ。
具代表体制のLGは生命科学事業本部があるLG化学を中心にバイオ部門への投資を増やしている。 生命科学事業本部はLG化学の全体売上の2%に過ぎないが、R&D比重の15%を占めている。 それだけ潜在力が大きいという証拠だ。 2016年912億ウォンだった研究開発(R&D)費用は昨年、1635億ウォンへと大幅に拡大した。 今年は1900億ウォン台規模でR&Dに乗り出す。
新薬課題もLG生命科学時代の2016年は10件あまりに過ぎなかったが、LG化学への合併後、大幅に増加し、2019年基準で40件あまりを推進している。
LG化学は独自のR&D力量を基にした新薬開発だけでなく、米国現地の臨床開発とオープンイノベーションの拡大のため、昨年6月にはボストンに「グローバルイノベーションセンター」を開設した。
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