[QLED vs OLED] 「バーンイン」のないQLED vs 「リアルブラック」のOLED


プレミアムテレビ市場を二分しているQLEDと有機発光ダイオード(OLED)。 名前は似ているが、発光方式はまったく違う。 それぞれの陣営を代表するサムスン電子とLG電子は自社製品の長所を前面に出す一方、ライバル製品の短所を浮き彫りにし、今年もシェア争いを予告している。

QLEDテレビは従来の液晶表示装置(LCD)パネルに量子ドット(QD)フィルムを貼り付け、色の再現率を高めた製品だ。 バックライトがパネルを照らして画面を照らす方式はLCDテレビと似ている。 一方、OLEDテレビはパネルを構成する素子が自ら光を照らす方式だ。

両製品はそれぞれの長所と短所が明確だ。 QLEDテレビの場合、別途のバックライトがあり、明るい画面を誇っている。 広告映像で昼や太陽などの強みを現す場面が頻繁に出てくるのもこのような理由からだ。

OLEDテレビと比較すると、相対的に価格が合理的だというのも長所だ。 ただ、バックライトが欠かせないため、OLEDに比べ、厚くならざるを得ないという限界がある。
 

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OLEDテレビは「リアルブラック」を掲げる。 個別の素子が完全に消える方式で、濃い黒色を表現するため、QLEDに比べて明暗比が高い。 バックライトがないため、テレビの厚さもはるかに薄くできる。

電力の消耗もLEDに比べて少ない。 長時間、同じ画面をつけといた時、特定の部分の色が適切に表現されなかったり、残像が永久に残る「バーンイン」現象が発生しかねないという点が短所だ。

サムスン電子とLG電子は昨年、激しいマーケティング合戦を繰り広げたことがある。 昨年9月、同日に技術説明会を開き、反論と再反論を続けたのに続き、公正取引委員会に反訴も辞さなかった。

当時、LG電子はサムスン電子のQLEDテレビについて"LEDバックライトを使用するLCDテレビであるにもかかわらず、「QLED」という自発光技術が適用されたように消費者を誤認させる虚偽・誇張表示広告の内容を盛り込んでいる"とし、サムスン電子を表示広告法違反の疑いで申告した。

一方、サムスン電子は"自社の「QLEDテレビ」と8K技術などテレビ事業全般に対し、LG電子が根拠のない誹謗を続けることで公正な市場競争を妨害している"とし、公正競争を毀損すると主張した。

その後も両社はオンラインを通じて誹謗戦を続けた。 サムスン電子はユーチューブを通じてOLEDテレビ画面に現れたバーンイン事例を見せながら、"こうした現象が見られたら、サービスセンターに連絡するか、「バーンインのない」QLEDを買ってください"と勧めた。

LG電子は自社のOLEDテレビとサムスン電子のQLEDテレビを次々に分解して見た後、"QLEDテレビはQDシートとLEDバックライト、LCDパネルなどが合わさったものであるため、QD-LCDが正確な表現"と指摘した。 今年1月に米ラスベガスで開催された「CES 2020」を境に、両社のマーケティング戦争は頻繁になっている。
 

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