[ニューヨーク株式市場] 高い変動性のなか、ダウ0.12%↓・・・国際原油価格9.4%暴落

  • ダウ0.12%↓ S&P500 0.16%↓ ナスダック0.33%↓

  • 減産議論の難航が続き、国際原油価格は暴落

[写真=ロイター・聯合ニュース]


6日(現地時間)、ニューヨーク株式市場がジェットコースター相場の末に小幅下落して取引を終えた。

この日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウ平均は前場より26.13p(0.12%)下げた2万2653.86で取引を終えた。S&P500指数は4.27p(0.16%)安の2659.41で、ナスダック指数は25.98p(0.33%)下落した7887.26で取引を終えた。

取引直後、ニューヨーク株式市場は大幅な上昇を見せた。ダウは取引中に一時900p以上急騰したりもした。米国と欧州など集中発症地域で新規感染者と死者数が減少し、新型コロナウイルス感染病(コロナ19)がピークに達したという期待感が、冷え込んだ投資家心理を好転させたのだ。

特に前日までに米国内の最大拡散地であるニューヨーク州では、コロナ19による死者数が減少した。去る4日、ニューヨーク州の一日の死者数は630人だったが、5日に594人、6日は599人へと2日連続600人を下回った。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、コロナ19がピークを過ぎたかもしれないという分析とともに、数週間以内に封鎖措置が解除される可能性があるという見通しも出ていると伝えた。

しかし、この日ニューヨーク州で一日基準、史上最多の死者が発生しながら雰囲気は反転された。一晩でニューヨーク州だけで死者が731人増えたというニュースが、投資家らの恐怖を刺激した。ニューヨークに続き2番目に状況が深刻なニュージャージー州でも、一日あたり最も多くの死者(231人)が出た。

先立って市場の専門家らは、反発した株式市場が引き続き上昇を続けるかについて、まだ断言できないと警告している。コロナ19の拡散推移により、市場が激しい変動性を見せているため、ウイルスが完全に終結するまで緊張をほぐすことはできないという理由からだ。

米投資会社キャンター・フィッツジェラルドのグローバルチーフマーケットストラテジスト、 ピーター・チェッキーニ氏は、「みんなが良いニュースを切実に望しているが、それが必ずしも根本的なことを反映するわけではない」とし、「何も変わっていない」と警告した。

米国より先に取引を終えた欧州の主要株式市場は大幅な上昇を見せた。

英国FTSE100指数は前営業日比2.19%高の5704.455で取引を終えた。フランスのCAC40指数は2.12%急騰した4438.27で、ドイツDAX指数は2.79%上昇した1万356.70でそれぞれ取引を終えた。汎欧州指数のストックス欧州600は、前日より1.88%高の326.61を記録した。

国際原油価格は2日連続で暴落を続けた。主要産油国の減産議論が難航し、原油市場に冷水を浴びせた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で5月引き渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエト(WTI)は、前営業日より1バレル当たり9.4%急落した23.63ドルで取引を終えた。ロンドンICE先物取引所の6月物ブレント原油は1バレル当たり2.81%安の32.12ドルを示した。

代表的な安全資産である金価格は下がった。ニューヨーク商品取引所で6月渡し分の金は、前取引日より1オンス当たり0.6%(10.20ドル)安の1683.70ドルを記録した。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기