趙源泰会長の「発想転換」アイデアに…大韓航空、遊休旅客機を貨物機として活用

[趙源泰会長の「発想転換」アイデアに…大韓航空、遊休旅客機を貨物機として活用]



"遊休旅客機の貨物倉を利用して貨物需要の変化に能動的に対応すれば、供給先を多様化する一方、駐機料など費用まで減らす効果が得られるだろう。"

15日、大韓航空が明らかにしたところによると、韓進グループの趙源泰(チョ・ウォンテ)会長は最近の役員会議で、"コロナ19で厳しい状況が続いているだけに、新しい視点で市場を見つめることが重要だ"と強調した。

コロナ19の全世界的な拡散によって吹き荒れた危機を克服するため、旅客機を貨物機として活用しようという「発想の転換」カードを提示したのだ。 輸出入企業の円滑な経済活動を支援すると同時に、旅客機を活用してコスト削減を図ろうという趣旨だ。 旅客・貨物、経営戦略・企画など核心部署で17年間勤務した航空・物流専門家としての趙会長の経験が反映されたというのが大韓航空側の説明だ。

これにより、大韓航空は13日からベトナム・ホーチミン路線に約20トンの貨物を積み込めるA330-300旅客機を投入し、ベトナムに進出した韓国企業の緊急物量と韓国発の農産物などの貨物を輸送している。

先月25日から旅客機が運航できない中国青島にも21日から旅客機を投入して貨物を輸送するなど対象地域と品目も増やしていく予定だ。

コロナ19の国内確診者数の増加で、韓国発乗客の入国を制限する国家が増えており、大韓航空は13日現在、計124路線のうち、89路線の運航を中断している状態だ。 また、需要の減少による減便で、国際線旅客の運航回数は通常より86%減少した。 旅客機が足止めされたことを受け、旅客機を通じた貨物輸送も減少している。

大韓航空は韓国発旅客路線の運休だけでなく、米国の欧州発航空便の入港禁止措置などコロナ19によって急変している航空市場に合う新しい需要を積極的に創出していく予定だ。

これについて趙会長は"米国によって大西洋の空の道が閉ざされただけに、旅客と貨物も今までとは違う動きを取らなければならない"とし、"市場の需要に弾力的に対応しよう"と明らかにした。
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