[独自] コロナ19のシャットダウン恐怖に・・・サムスン電子、大邱居住者を対象に在宅勤務拡大

[写真=サムスン電子亀尾事業所]


サムスン電子のフラッグシップスマートフォンを生産する亀尾(クミ)事業所のシャットダウンの可能性が提起されている。サムスン電子は感染者が発生した事業所を一時閉鎖したのに続き、コロナ19が急速に広がっている大邱地域の居住者に対して在宅勤務の措置を下した。

23日、サムスン電子のスマートシティ(亀尾事業所)コロナ19非常対応タスクフォース(TF)は、事業所の勤務者対象のテキストメッセージを通じて「大邱地域の居住者に対し、2月24日から3月1日までの7日間、在宅勤務を案内する」と明らかにした。

最近、大邱地域で感染者が急増しており、事業所内の役職員の安全を確保するための目的であるというのがTF側の説明だ。TFは"在宅勤務期間の間、外出は控えてマスク着用、手洗いなど健康管理に気を使ってほしい"とし、"関連された詳細事項は後日、部署長を通じて案内するようにする"と明らかにした。今回の措置対象には事務職と現場職を含む大邱居住者以外にも、妊婦の社員も含まれているという。

亀尾事業所は、ネットワーク事業部がある第1事業所と無線事業部が位置した第2事業所に分けられる。亀尾の第2事業所の場合、年間2000万台のフラッグシップスマートフォンの韓国内物量を生産するところだ。特に去る14日に発売された2番目のフォルダブルスマートフォン「ギャラクシーZフリップ」の場合、海外向けまでほとんどの製品をここで消化している。

サムスン電子のこのような対応は、コロナ19の拡散によって万が一発生する可能性のある亀尾の第2事業所のシャットダウンの可能性を事前に防止するための先制措置とみられる。亀尾の第2事業所は今月22日、20代の女性職員が感染確定判定を受け、24日午前まで閉鎖されたことがある。該当職員が勤務した区域も25日午前まで閉鎖措置および精密防疫が実施される予定だ。

問題は、これによる一部の生産に支障が現実化される可能性があるという点だ。亀尾事業所の勤務人員は約1万人と推定される。このうち大邱居住者は少なくとも500人以上と把握されている。事態の長期化によっては勤務復帰時点が延期されたり、在宅勤務の対象が増える場合、生産ラインの正常稼動が難しくなるとみられる。発売序盤、人気を集めているギャラクシーZフリップはもちろん、来月発売を控えた「ギャラクシーS20」の需給にも悪影響を与える可能性があるというのが業界の観測だ。

サムスン電子は"現在、亀尾事業所の生産ラインには全く問題がない"という立場だ。サムスン電子の関係者は、"週末特別勤務など追加操業がきる環境であるだけに、正常的に物量を合わせられるとみている"とし、"コロナ19事態に先制的に対応するのが重要であるため、防疫当局との協力のもと、必要な措置を取っている"と述べた。
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