中国メディア、米中第1段階の貿易合意署名を高く評価「順調な出発」

  • 「貿易合意、問題解決の方向にもう一歩踏み出した」

[写真=AP・聯合ニュース]


ドナルド・トランプ米大統領と中国の劉鶴副首相が15日(現地時間)、米中第1段階の貿易合意案に正式署名した中、中国メディアは貿易合意の署名を高く評価しながら期待感を示した。

16日、中国国営メディア新華社通信のインターネット版である新華網は論評を通じて「米中第1段階の貿易合意署名は経済、貿易紛争を解消するための正しい方向に進む歩み」とし、「後続問題をうまく処理できるように土台を用意した」と伝えた。

続いて同媒体は、「第1段階の締結がすべての問題を解決するということを意味するわけではないが、問題解決の順調な出発であることは明らかだ」とし、「米中両国の関係を再び正常軌道に引き上げれば、両国だけでなく、世界にも役立つことになる」と付け加えた。

そして、団結力を改めて強調した。新華網は「(我々は)複雑な状況であるほど、戦略的かつ堅固な力を集めて自らうまく処理しなければならないという点を、今回の第1段階の貿易合意の締結を通じて見せてくれた」とし、「貿易戦争の初期、米国が予想していた中国の経済崩壊はなかったうえ、昨年6%以上の『安定の中の進展』の成長率を見せており、経済規模も100億元に近接して1人平均国内総生産(GDP)も1万ドルを超えるものと見られる」と伝えた。

中国共産党機関紙の人民日報はこの日、国際問題に対する立場を明らかにする「鐘聲」評論で、「今回の成果は問題の解決の方向にもう一歩踏み出したというのが共通した認識だ」とし、「貿易戦争を終わらせるためには、双方が互いに向かい合って歩き、葛藤を解くことができる行動をしなければならない」と促した。

中国の国営CCTVは同日、米中貿易第1段階の合意ニュースをリアルタイムで打電し、大きく報道した。

CCTVは論評で米中の貿易関係をグローバル経済のアンカーにたとえ、今回の第1段階の貿易合意が、世界経済の発展に影響を及ぼしていた不確実性を下げたと評価した。
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