中国がブロックチェーンの王座を占める新しい強者として浮上するとみられる。中国の習近平国家主席が電撃支援射撃に乗り出し、中国がブロックチェーンの競争で米国や欧州などを追い抜き、市場をリードする可能性が高いという理由からだ。
15日(現地時間)、米国の経済専門放送CNBCは、米国はブロックチェーン技術の政策や明確な支援がない反面、中国は習主席の強力な支援の下で常勝疾走していると、そのため中国が近い将来、米国と欧州を抜いて市場をリードするだろうと明らかにした。
先立って去る10月、習主席はブロックチェーンを核心技術として自主革新の重要な突破口を用意しなければならないと、ブロックチェーン業界に対する大々的な支援を強調した。そして、人工知能(AI)、ビッグデータ、モノのインターネットなど先端技術との融合を通じたブロックチェーン技術産業の革新発展に速度をつけ、関連人材を積極的に育成しなければならないと声を高めた。
CNBCは、習主席のこのような発言が中国ブロックチェーンの競争力に肯定的に作用すると分析した。
ブロックチェーンは第4次産業革命の時代に人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、ビッグデータなどとともに重要な核心技術の一つとして数えられるが、新規技術であるため、既存のシステムと衝突する場合が少なくない。世界各国と企業がブロックチェーン事業に既に参入しているが、ブロックチェーンの技術開発の拡大には慎重な姿を見せている。
このような状況で習近平主席が力を与えたことで、中国のブロックチェーンの導入に弾みがつくというのがCNBCをはじめとする海外メディアの分析だ。
グローバル・デジタル・ファイナンスの共同代表、ローレンス・ウィンター マイヤー氏はCNBCに「中国政府は予測可能な未来に向け、仮想通貨よりはブロックチェーン技術開発の推進に拍車をかけるものとみられる」と述べた。
ケネティック・キャピタルのマネジングパートナーであるジェハン・ チュー氏も、「過去AIやビッグデータのように資本が大挙流入されると、中国中央政府と地方次元でブロックチェーンと関連した革新の波が起きるだろう」と予想した。
中国政府の支援射撃と企業の積極性に支えられ、中国のブロックチェーン市場も急速に成長している。前瞻産業硏究院によると、2011年に600万元(約10億500万ウォン)に過ぎなかった中国のブロックチェーン市場規模は、昨年6700万元に10倍以上上昇した。今年は1億元を突破し、2022年には4億5900万元に達する見込みだ。
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