レンタカー基盤の配車サービス「タダ」とタクシー業界間の対立の溝が深まっている。タクシー組合がタダに合流するという組合員を除名するなど不利益を与えると、タダ側は対抗措置として公正取引委員会に個人タクシーの組合を申告した。
タダを運営するブイシ―アンドシー(VCNC)は6日、ソウル個人タクシー運送事業組合を公正取引委員会に不公正行為として申告し、調査を要請したと明らかにした。
VCNCは「タダのドライバー保護を最優先に運営している」とし、「最近、タダプレミアムに合流した個人タクシー運転手の権益侵害はもちろん、生存権まで脅かす深刻な不当措置が続き、(タダは)個人タクシー組合に対するの公正委申告を行った」と伝えた。
先立ってVCNCはタダプレミアムサービスを開始するために、高級タクシー免許を所持した運転手たちを 積極的に募集した。これに対し、ソウル個人タクシー組合は6月にタダプレミアムを申請した運転手14人に対して懲戒を予告し、タダプレミアムへの参加を撤回するよう懐柔したと知られた。組合員から除名されたとして個人タクシーの運行ができないわけではない。ただ、独自の互助会に加入することができず、タクシー運行を停止する際、退職金の名目で支給される慰労金を受け取ることができない。
VCNCは「タダプレミアムに参加するタクシー運転手の方々の正当な権益を保護するために積極的に対応する」と強調した。
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