“緊張はするものの、恐れずに今の危機を乗り越えよう。新しい機会を創出し、一段階もっと跳躍した未来を迎えられるように万全を期しよう”
李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が日本の戦略物資「ホワイトリスト」名簿の発表後、初出勤の5日に緊急会議を招集した。
この席にはサムスン電子のキム・ギナムDS部門代表取締役副会長、ジン・ギョヨンメモリー事業部長社長、カン・インヨプシステムLSI事業部長社長、チョン・ウンスンファウンドリ事業部長社長、ハン・ジョンヒVD事業部長社長、サムスンディスプレイのイ・ドンフン代表取締役社長、サムスン電気のイ・ユンテ代表取締役社長、サムスンSDIのチョン・ヨンヒョン代表取締役社長らが出席した。
李副会長が緊急の社長団会議を開催したのは日本出張から帰ってきた以後、およそ半月ぶりだ。 ホワイトリスト排除の発表前までは李副会長は主に半導体やディスプレイの経営陣らと会議を行ってきた。 今回はセットだけでなく、電子部品系列会社の社長まで呼び出した。
これは2日、日本の経済産業省が韓国をホワイトリストから排除する措置を28日から施行すると発表したことによる措置だ。 日本発の輸出規制が韓国企業に全方位的な影響を及ぼすだろうという見通しが出ている。 李副会長は同日、緊急会議を通じてこれに対する対応と未来競争力の強化策について集中的に話し合ったという。
現場経営も続く。 李副会長は6日からサムスン電子をはじめ、電子系列会社の全国の主要事業場を訪れる予定だ。 サムスン電子・平沢(ピョンテク)事業場(メモリー)、サムスン電子・器興(ギフン)事業場(システムLSI/パウンドリ)、サムスン電子・温陽(オニャン)/天安(チョンアン)事業所(半導体開発及び組み立て/検査)、サムスンディスプレイ・湯井(タンジョン)事業場などを訪問し、電子部門のバリューチェーン全過程を自らチェックする予定である。
これと関連し、李副会長をはじめ、サムスン電子や主要電子系列会社の社長団は夏休みの計画を当面見合わせたという。
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