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当局の介入の影響でウォン・ドル為替レートが6営業日ぶりに1190ウォンの下で取引を終えた。
23日、ソウル外国為替市場でウォン・ドルの為替レートは前取引日より3.6ウォン下げたドル= 1189.2ウォンで取引を終えた。
終値基準で1188.6ウォンで取引を終えた15日以降、6営業日ぶりに1180ウォン台に下落した。
この日の為替レートは、前取引日より0.8ウォン下がった1ドル当たり1192.0ウォンで出発して弱気を見せながら騰落した。為替レートは、同日まで4日連続下落で出発した。
しかし、米中貿易葛藤が続いているだけに、ウォン安(為替レートの上昇)模様が完全に崩れたのかはもう少し見守る必要があるというのが大方の見方だ。
洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官も為替変動性の拡大を懸念した。
洪副首相は同日午後に記者懇談会を開き、「政府は為替市場の状況を注視している」とし、「為替レートの偏りが生じ、市場の不安が発生したら安定化に努力を尽くす」と述べた。
先立って20日、為替レートの急騰に対する対応計画を明らかにしたことに続く2度目発言だ。
一方、人民元の為替レートは11営業日連続上昇し、昨年12月以降の最高値を記録した。中国中央銀行は同日午前、人民元の中間為替レートを前日より0.0002元上がった1ドル当たり6.8994元で告示した。これは昨年12月24日以降、最も高水準だ。
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