宿泊予約アプリ「DAILY HOTEL」上場推進・・・エクスペディア・アゴダなどグローバル企業と競争

  • ブランドアイデンティティーを強化して韓国版ディズニーへ

[写真=DAILY HOTEL]


ホテル直前予約アプリのデイリーホテル(DAILY HOTEL)が、創業6年で企業公開(IPO)に強いドライブをかけた。季節性と変動性の強い市場で、大規模な資金調達を通じてグローバルネットワークを構築し、それに伴う営業とマーケティングを強化するための布石だ。

デイリーホテルがコスダック上場を通じて国内市場を超え、世界オンライン・モバイル旅行会社(OTA・Online Travel Agency)と肩を並べるというビジョンを明らかにしただけに、海外O2O(オン・オフライン連携)市場で韓国国内企業の試験舞台が開かれる見通しだ。

業界ではデイリーホテルの今回の上場目標設定をめぐって、激しい国内外の市場競争で比較優位を占めるために攻撃的な経営方式を選択せざるを得なかったという分析を出している。国内特急ホテル部門ではデイリーホテルがライバル会社より優位に立っているが、中低価ビジネスホテルとブティック、モーテル部門では「ヤノルジャ」と「ヨギオテ」に押され、苦戦を強いられている。

ヤノルジャは今年1月、日本や中国、米国、東南アジア、欧州などで約39万件の宿泊施設を利用できるグローバルホテル予約サービスを発売し、グローバル市場へと拡大している。

海外ホテルの予約サービスだけを見ると、デイリーホテルがヤノルジャより2年先にサービスを発売(2017年10月)したが、足りない資金力と消極的な経営方式で遅々としている。

特にヤノルジャが今年、大規模投資誘致とコスダック上場まで予告して前面に出たのが、デイリーホテルが企業公開という切り札を出すことになった導火線となったというのが金融投資業界の説明だ。

デイリーホテルは大規模な資金調達に成功すれば、オン・オフラインを連携したグローバル旅行インフラ構築に乗り出すとみられる。アゴダとブッキングドットコム、ホテルスドットコム、トリバゴ、エクスペディア、トリップドットコムなど、グローバルOTAと避けられない勝負が始まる時点だ。

高度化したサービス商品を通じてブランドアイデンティティを強化する作業にも力を入れる予定だ。デイリーホテルは「韓国版ディズニー」を目指している。ディズニーの経営哲学の中には家族や友人、知人など大切な人と幸せな思い出が根幹だ。ディズニーでは理想が現実になり、大人と子どもの心が一つになる。デイリーホテルの関係者は「特急ホテルといえば、人々は繊細なサービスと快適な寝具、高い天井、爽やかな空気とほのかな香りを思い浮かべる」とし、「ディズニーのように大切な人たちとあちこちで享受した幸せな場面を提供するために力を尽くす」と述べた。

 
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