ソウル中央地検は10日午前、ソウル中区のロッテグループ本社をはじめホテルロッテ本社の辛東彬(シン・ドンビン)会長の執務室と自宅、ロッテショッピング、ロッテホームショッピングなど10か所に対して家宅捜索を始めた。
現在、検察は捜査官200人余りを送り、各種の内部書類とコンピューターのハードディスクなどを確保している。
今年初めからロッテグループに対する大々的な捜査を準備してきた検察はロッテグループの役員たちが第2ロッテワールド建築の過程で数十億ウォン台の秘密資金を造成した手がかりをつかんだという。今まで絶えず提起されてきた第2ロッテワールド建設の認許可を受ける過程で政界のロビーをしたという疑惑も捜査中であると知られた。
これとともに、ロッテグループの支配構造の頂点にあるホテルロッテの経営上の不正事件全般について捜査中である検察は、ロッテグループがホテルロッテを通じて韓国で収めた収益のほとんどがに日本に流れていく支配構造に対して綿密に調べる計画だ。
ホテルロッテは韓国ロッテの持株会社でありながら、持分の99%を日本ロッテの持株会社である日本ロッテホールディングスが保有しており、事実上、ロッテは日本企業という批判を受ける一つの根拠になった。
これに先立ち、検察はネイチャーリパブリックのチョン・ウンホ代表の免税店入店のロビー疑惑などと関連し、ロッテホテル免税店事業部などを家宅捜索し、ロビー疑惑関連の主要資料の破棄・操作を主導した容疑で9日、B社の代表の逮捕状を請求した。
B社はシン・ギョクホロッテグループ総括会長の長女であるシン・ヨンジャロッテ奨学財団理事長が実際に運営する会社で、チョン・ウンホ代表とシン・ヨンジャ理事長の間で裏金を渡す窓口の役割を果たした疑惑を受けている。
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