昨年は自営業者が大幅に減少したが、ローンの件数は急増したことが分かった。25日、統計庁・韓国銀行・市中銀行によると、昨年末基準の自営業者数は1年前に比べて廃業などにより8万9000人減少した556万3000人と集計された。これは、1994年(537万6000人)以来最も少ない数値で、昨年の減少幅は11万8000人減少した2010年以来、5年ぶりに最も大きい結果となった。自営業者数は、2002年に619万人で頂点を迎えた後、ずっと減少傾向にある。
一方、自営業者らが借りたお金の規模は急増を見せている。KB国民・新韓・ウリ・KEBハナ・農協など5大大手銀行が、昨年に個人事業者に貸したお金は164兆1691億ウォンであった。昨年だけでも22兆7105億ウォン(16.1%)増加した。これは、2010年以降、年間ベースで最も多く増えた2014年(13兆6000億ウォン)よりも9兆ウォン多い。
専門家たちは、ベビーブーマーと非正規職の若い層が自営業者に進出し、競争が過熱して投資に伴う融資が増加したと分析した。また、収益を適切に供給されない状況で、運営経費を用意するためにお金を借りた事例が多いものと推定している。一方、経済協力開発機構(OECD)によると、2013年基準韓国の自営業者の割合は27.4%で、31ヶ国のうちギリシャ(36.9%)、トルコ(35.9%)、メキシコ(33.0%)に次いで4番目に高い。
(亜洲経済オンライン)
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>