東レは5日、ナノファイバーで多様な断面を作ることができる技術を確立したと発表した。原料樹脂をインクジェットのようにドット状で制御する口金を開発し、十字型など任意の断面を作ることに成功した。 さらに原料樹脂は3種など複数使用を可能とし、従来の製法で困難だったソフト性やかさ高性を付加することができる。 新たな製法では、原料樹脂を微細な流れに分割したのち、計量しながら分配。分配した原料を一気に吐き出し、繊維を合流させる仕組み。断面をあらかじめ制御するため、短繊維化したり織物加工する際に繊維の切断や脱落を抑えられる効果もある。 (亜洲経済オンライン) 亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。