東レは1メガパスカルと低圧での水処理が可能で、約30%省エネの「超低圧高耐久性逆浸透(RO)膜」を開発した。細孔径の制御により耐久性を維持しながら透水性能を1・5倍高めた。主にかん水淡水化や下廃水再利用などでの用途を想定。2014年中の販売を目指す。中国やインドなどのアジア、欧米などで展開する。 耐久性や除去性能を維持し細孔を縮小。周囲の環境変化時にも細孔構造が変化しにくく、酸やアルカリ、微量塩素などの薬品に対する耐久性に優れる分離機能層を形成した。 架橋ポリアミドの分子間相互作用を制御し、通常は水分子が透過しないポリアミド分子間の微細な隙間を拡大させて透水性の細孔数を増やした。これにより低圧運転が可能な高透水性を実現できた。 (亜洲経済オンライン) 亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。