
中国全域が深刻なスモッグで疲弊する中、このようなスモッグが今後10~20年は持続するという見方が出てきた。これに伴い、中国発超微細粉塵でスモッグに苦しめられている韓国など周辺国も緊張感を緩めることができなくなった。
新京報は8日、環境部関連専門家の発言を引用し、「もし中国都市の大気汚染問題が根本的な解決策を見出すことができず、都市化を推進する過程で都市間否定的影響が増幅されるならば最近の深刻なスモッグが最低10~20年は続く」と警告のメッセージを投げた。
今年の初め北京など一帯に超微細粉塵(PM2.5)等による深刻なスモッグが中国を襲ったのに続き、12月北部地域の本格的な暖房が始まり、全国的にスモッグ問題が再度ふくらんでいる。
4日には中国25省・市でいっせいにスモッグが発生し憂慮を育てた。江蘇省13都市はいっせいに「スモッグ警報」を発動し、南京市は幼稚園と小学校授業を暫定中断措置をとった。
最近の中国スモッグは発生回数が増加しており、発生範囲もますます拡大する傾向だ。中国気象国統計によると、最近まで中国スモッグ日数は4.7日で平均2.3日を大きく上回り、1961年以来最も高い水準を記録した。
中央気象台首席予報官は「地域分布で見るとき今回のスモッグ発生は華北に限定されず、華東地域まで範囲が拡大した」として「今年の冬で最も広範囲な地域にスモッグが現れ、持続時間が長くなったのも特徴」と説明した。
気象専門家たちはスモッグが8~11日の間冷たい空気の影響で弱くなり、中東部地域の場合、9日朝なら消えると予想した。
(亜洲経済オンライン)
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