東証1部上場の自動車部品メーカー、ユーシン(東京都港区)が、新聞広告を通じて社長を公募することを明らかにした。条件は、(1)30~40代で(2)英語が堪能で(3)優れた経営手腕を備え(4)365日世界を駆け回る人物|という。待遇は「年収3500万円以上」となる見込み。上場企業が新聞広告を通じて社長を募集するのは極めて異例だが、いまの会社で才能を発揮できていない社員には、一気に社長の立場を手に入れるチャンスかもしれない。
同社は今後のグローバル展開に英語力が不可欠だが、現在の幹部に適任がいないという。このためな英語力を備えた30~40代を広く募集する。募集は8月10日までで約1カ月かけて選考し、10月に採用。来年2月に取締役に就任し、平成23年11月期中に社長に昇格する段取りという。こうした趣旨を記した募集記事を25日付の日本経済新聞と読売新聞に掲載する予定だ。
なお、現在の田辺耕二社長は健康に不安があるため23年11月期中に退任し、その後は会長か顧問に就任するという。
キーシステム、エアコンのスイッチ、ドアハンドルなどを製造している。田辺社長は14日、採用する社長の待遇は「年収3500万円以上」との考えを示した。
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