医学部教授ら再び休診···救急・重症・入院患者の診療や手術は維持

韓国政府が大学医学部の入学定員増を推進することに反発している医学部の教授たちが、10日も休診を決めた。ただし、救急・重症・入院患者の診療と手術は維持する方針だ。

医療界は10日、全国医科大学教授非常対策委員会が週1回の休診方針によって、先月30日と今月3日に続き、本日も全国的に休診に入ると明らかにした。

ただし、医学部の教授たちは休診にも救急・重症・入院患者に対する診療と手術は維持される。ソウルの「ビッグ5」と呼ばれる五つの大型病院のうち、ソウル大学・ソウル峨山・セブランス・ソウル聖母病院など4カ所で一部の教授が休診する。

医療界では、大多数の病院は予定された診療や手術に大きな支障はないと見ている。これに先立ち、教授らが個別に休診を宣言した先月30日と今月3日にも、ほとんどの病院が問題なく運営された。

一方、韓国政府は同日、医療改革特別委員会の第2回会議を開く。大韓医師協会と専攻医などが抜けたまま発足した医療改革特別委員会は、最初の会議で重症・必須医療補償強化など4大議論課題を選定し、この日の2回目の会議では特別委員会傘下の専門委員会構成・運営方案と4大課題の具体的議題を扱う予定だ。

政府は同日、裁判所の要請を受け、保健医療政策審議委員会や医師人材専門委員会の会議録などの関連資料を裁判所に提出する。