2026. 10. 31 (土)

MLBミルウォーキー、57年ぶりのワールドシリーズ制覇の秘訣

  • ミルウォーキー、創立57年で初のワールドシリーズ制覇

  • 自慢や他人のせいにすると罰点、オーナーも例外なし

MLBミルウォーキーにワールドシリーズ優勝をもたらしたマーフィー監督 写真AP・聯合ニュース
MLBミルウォーキーにワールドシリーズ優勝をもたらしたマーフィー監督 [写真=AP・聯合ニュース]

自慢をすると罰点、他人のせいにしても罰点である。オーナーも例外ではない。アメリカプロ野球メジャーリーグ(MLB)ミルウォーキー・ブルワーズが57年ぶりに創立初のワールドシリーズ優勝を果たした。その秘訣として、パット・マーフィー(67)監督の「チェックゲーム」が注目されている。

30日、AP通信などによると、マーフィー監督は2016年にミルウォーキーのベンチコーチに就任した際、チームに「チェックゲーム」という独特のルールを導入した。自己中心的な発言や過度な自慢、他人に責任を転嫁すると、ホワイトボードに名前と共に「チェック」と記載し、罰点を与える方式である。最初はコーチ間で始まったが、次第に選手や球団関係者も参加するチーム文化として定着した。罰点を付ける役割は「チェックマスター」を自称するマーフィー監督が担った。

オーナーも例外ではなかった。マーフィー監督は自身の専用機にミルウォーキー球団のロゴを大きく貼ったマーク・アタナシオオーナーに「あなたがブルワーズのオーナーであることを皆に知らせたいのか。それならチェック」と冗談を言ったこともある。

マーフィー監督は、誰かが過度に注目を集めようとする際に罰点を与えるとし、あくまで楽しい雰囲気で進めるゲームであると説明した。チェックゲームは、傲慢さを警戒し、個人よりもチームを優先する態度を育てることを目的としている。選手やコーチ、さらにはオーナーにも同じルールを適用し、謙虚さと責任感を共有することを目指している。

このようなチーム文化は、ミルウォーキーの創立初のワールドシリーズ優勝と共に再評価されている。ミルウォーキーは29日(韓国時間)にタンパベイ・レイズとのワールドシリーズ第5戦で勝利し、シリーズ戦績4勝1敗で頂点に立った。1969年の創立以来初めてのことである。
 
創立58年で初のワールドシリーズ優勝を果たしたミルウォーキー・ブルワーズ 写真AFP・聯合ニュース
創立58年で初のワールドシリーズ優勝を果たしたミルウォーキー・ブルワーズ [写真=AP・聯合ニュース]

ミルウォーキーは今シーズン、レギュラーシーズンでメジャーリーグ全体最多の103勝を挙げた。ポストシーズンでも11勝2敗を記録し、強さを維持した。特にナショナルリーグチャンピオンシップシリーズでは、スター選手が揃うロサンゼルス・ドジャースを破った。マーフィー監督は当時、「ドジャースには名誉の殿堂入りする選手が多いが、我々には勝負師がもっと多い」と語り、話題を呼んだ。

マーフィー監督は20年以上にわたりアメリカの大学野球で監督を務め、通算1000勝を挙げたベテラン指導者である。2015年にはサンディエゴ・パドレスで監督代行を務め、2016年から8年間ミルウォーキーのベンチコーチを務めた。

2023年11月にミルウォーキーの指揮を執った後は、基本技術や規律、責任感を強調しながらチームを導いた。選手に厳格な原則を適用しつつも、ユーモアや冗談を交えて選手とコミュニケーションを図ることで知られている。
 
ミルウォーキー 写真AP・聯合ニュース
創立58年で初のワールドシリーズ優勝を果たしたミルウォーキー・ブルワーズ [写真=AP・聯合ニュース]

大学野球指導者時代にはアメリカ大学体育協会(NCAA)に関する調査を巡る論争の末にチームを離れるなど、波乱も経験した。2020年には心臓発作で倒れることもあった。その後、メジャーリーグの監督として復帰し、ワールドシリーズ優勝を達成したマーフィー監督は、アメリカ野球記者協会(BBWAA)が選定するナショナルリーグ今年の監督賞に3年連続で挑戦する。

AP通信はマーフィー監督を「選手に自信を与えつつ、必要な時には厳しく責任を問う指導者」と評価した。



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