2026. 10. 29 (木)

イ・チャンジン、会長に続き取締役会にも公正な人事を要求…金融持株会社の人事圧力

  • 候補選定から検証・評価までの責任を強調…人事後の点検も

  • ハナ・シンハン子会社CEO候補を絞り込み…iM次期会長選任の加速

  • 昨年の取締役会議案99%原案可決…実質的な抑制役割に注目

イ・チャンジン金融監督院長が懇談会で発言している写真金融監督院
イ・チャンジン金融監督院長が銀行持株会社の取締役会議長との懇談会で発言している。 [写真=金融監督院]
イ・チャンジン金融監督院長は、金融持株会社の会長たちに続き、取締役会の議長たちにも最高経営者(CEO)継承手続きの公正性と透明性の確保を求めた。候補選定から検証・評価まで取締役会の責任ある判断を強調し、金融持株会社の年末CEO人事に対する監督の強化が進んでいる。

28日、イ院長は金融監督院でKB・シンハン・ハナ・ウリ・NH農協・BNK・iM・JBなど8つの銀行持株会社の取締役会議長および社外取締役との懇談会を行い、子会社CEO継承手続きの透明性と公正性を強化するよう求めた。特に候補群の選定から検証・評価、記録に至る全過程で取締役会が責任を果たすべきだと強調した。

これは先月、金融持株会社の会長たちに能力中心の人事を求めたことに続くものである。当時、イ院長は特定の派閥や親疎関係に偏らない人事を要請し、人事が終了した後、候補選定と検証・評価が事前に定めた基準に従って行われたかを点検するよう指示した。経営陣に人事原則の遵守を求めた後、これを抑制・監督する取締役会の役割も強調した形である。

このような中、金融持株会社も年末の人事作業を加速させている。ハナ金融は26日、ハナ銀行・ハナ証券・ハナカードなど6つの子会社のCEOショートリストを確定した。シンハン金融も27日、シンハン銀行長と済州銀行長の一次圧縮候補群を選定した。持株会長選任手続きを進めているiM金融は同日、次期会長候補6名のロングリストを確定した。

子会社CEO継承手続きでは、該当子会社の取締役会の参加を拡大する動きも見られる。持株会社のレベルで候補審査とともに子会社取締役会が候補推薦と検証に関与するよう手続きを補完するものである。ハナ金融は銀行役員候補推薦委員会が候補群に意見を提示するようにし、シンハン金融も銀行人事委員会の候補推薦と面接参加機能を強化した。

ただし、手続き上の参加拡大が実質的な抑制につながるためには、候補推薦と評価過程で示された意見が最終人事に反映される必要がある。現職CEOの再任の可否も事前に定めた客観的基準に基づいて判断されたかが重要である。

取締役会の議決結果を見ると、昨年8つの銀行持株会社の議決案件993件のうち983件(99.0%)が原案通り通過した。修正可決は9件、保留は1件にとどまった。原案可決比率だけで抑制機能を評価するのは難しいが、議決結果だけでなく、案件審議過程でどのような検討や議論が行われたかも注視する必要がある。

金融監督院の人事後の点検でも、候補選定と検証・評価が定められた基準に従って行われたかを説明できる根拠が重要になると考えられる。金融持株会社の取締役会が継承手続きを形式的に承認するだけでなく、候補審査と最終決定過程でどのような役割を果たしたかが鍵となる。

一方、イ院長はこの日、懇談会でITセキュリティと社会的責任、内部統制の強化も求めた。ITセキュリティ投資を単なるコストとして認識する行動を警戒し、海外店舗の金融事故防止のための本店の管理・監督の強化を強調した。銀行店舗の縮小過程では、高齢者など金融的に脆弱な層のアクセスも考慮するよう求めた。



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