2026. 10. 29 (木)

米・キューバの激しい対立、国連総会が一時中断

米国のマイク・ワルツ国連大使の演説に抗議するキューバ代表団の写真
米国のマイク・ワルツ国連大使の演説に抗議するキューバ代表団の写真 [写真=聯合ニュース/国連ウェブTVキャプチャ]

米国とキューバの外交官が27日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で行われた総会の会議中に激しい口論を交わし、一時会議が中断した。

この日の第81回国連総会第27回本会議では、数十年にわたる米国の対キューバ禁 embargoの解除を求める年次決議案の討論が行われた。

キューバが1992年から毎年提出しているこの決議案は法的拘束力はないが、毎年圧倒的な支持を受けており、28日に投票を控えている。

今年は米国の石油禁輸など対キューバ圧力が高まる中、米国が加盟国に対して決議案への反対を呼びかけたことで、国連会議場内外の緊張が大きく高まった。

会議で、マイク・ワルツ国連大使はキューバの共産政権による自国民の弾圧と腐敗疑惑を指摘し、決議案に反対する意向を示した。これに対し、ブリューノ・ロドリゲス外務大臣を含むキューバ代表団はテーブルを叩くなど激しく反発し、議事進行発言を求めた。

ロドリゲス大臣が席を立ち通路に歩み出し抗議すると、演壇に立っていたワルツ大使も発言を止めて声を上げた。

ハリルール・ラフマン国連総会議長は両者に静粛を求めたが、騒動は容易に収まらなかった。

ロドリゲス大臣が演壇のすぐ前まで近づき、ワルツ大使に「あなたは嘘つきだ」と叫ぶと、ワルツ大使は「ここは国連だ、あなたたちの共産独裁国家ではない。私を黙らせることはできない」と応じた。

ワルツ大使はさらに「ここはハバナではない。あなたは今、誰と相対しているのか分かっているのか。ここはアメリカだ」と言い放ち、「退け」と強く言い返した。

会場の騒ぎが激化すると、ラフマン議長は会議を一時中断し、両国代表団に再度秩序を保つよう求めた。

その後、発言権を得たロドリゲス大臣は、ワルツ大使が「とんでもない嘘」で総会の会議場と加盟国、キューバの人民と政府の尊厳を踏みにじったと批判した。続いて再び発言機会を得たワルツ大使もキューバ政権に対する批判を続けた。

ワルツ大使は総会終了後もエックス(旧ツイッター)にキューバ政権を狙った批判の投稿を続けた。ワルツ大使は「住民が飢えている間、国連でキューバの腐敗した政権を暴露し続ける」とし、キューバの反体制派や元政治犯の証言資料を添付した。

さらに「国連会議場で批判の兆しが見えた途端、いわゆる『外交官』たちが激怒する姿を見ると、本国で独裁政権の下で声を上げる人々に何が起こるか想像してみてほしい」と付け加えた。

一方、米国の対キューバ禁 embargoは1959年にカストロ革命政府が米国系企業の資産を押収し、ソ連と接近したため、1960年にアイゼンハワー政権の部分制裁から始まり、1962年にはケネディ政権の下で全面禁 embargoに拡大された。

キューバ政府は60年以上続く禁 embargoが経済困難の主な原因であると主張しているが、米国はキューバの人権問題を制裁維持の根拠としている。国連総会は1992年からほぼ毎年、解除決議案を圧倒的多数で採択してきた。



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