2026. 10. 29 (木)

SKハイニックス、14社との長期契約締結で受注型ビジネスへ転換

  • 最大5年の長期契約締結…今後2年分の供給量50%確保

  • 崔泰源・ジェンソン・ファンAIチップ同盟を公式化…HBM市場の支配力向上

  • 2030年までメモリ不足が続く見通し

崔泰源SKグループ会長(右)とジェンソン・ファンエヌビディア最高経営責任者(CEO)が昨年3月、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼで開催されたエヌビディア技術者カンファレンス『GTC 2026』内のSKハイニックスブースで会合している。 [写真=聯合ニュース]
崔泰源SKグループ会長(右)とジェンソン・ファンエヌビディア最高経営責任者(CEO)が昨年3月、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼで開催されたエヌビディア技術者カンファレンス『GTC 2026』内のSKハイニックスブースで会合している。 [写真=聯合ニュース]


SKハイニックスは長期契約(LTA)顧客を次々と確保し、過去の業況に応じて収益が変動していた「天水田」構造から脱却し、受注型の事業体質へ迅速に転換している。2027年から2028年の生産能力の半分以上がすでに契約量で埋まっている。

SKハイニックスは28日、2023年第3四半期の業績を公開し、グローバルクラウドサービスプロバイダー(CSP)を含む14社とLTAを締結したと発表した。第2四半期の業績発表時に「10社余り」と紹介された顧客数が、3か月で具体化したものである。現在までに確保したLTA量は2027年と2028年の全生産能力の50%以上に相当する。

契約期間は最大5年であり、一部の顧客とは期間延長についても議論中であると伝えられている。

崔泰源SKグループ会長は6月、ジェンソン・ファンエヌビディア最高経営責任者(CEO)と共同ブリーフィングを開き、2年以上のメモリ供給と次世代メモリの共同開発を公式化した。両者が公式の場で共に立ち、長期協力を直接宣言したのは非常に異例である。ジェンソン・ファンCEOは「SKハイニックスの技術力がAI革新の核心である」と深い信頼を示した。

SKハイニックスは、マイクロソフト(MS)と3年単位のDDR5長期契約を、グーグルとはHBM・サーバー用DRAM供給契約を推進していることが知られている。

長期契約顧客が増えるほど、半導体の収益構造は一層安定する。価格は契約ごとに基準価格を設定し、市況に応じて合意された範囲内で動く構造のため、メモリ価格が急落しても損失を防ぐことができる。顧客が前もって支払う預託金は契約履行を担保するだけでなく、増設資金を早期に確保する効果もある。

需要量が事前に決まるため、工場稼働率を高く維持し、在庫負担を軽減できる点も強みである。特に高帯域幅メモリ(HBM)は顧客ごとの仕様に合わせて設計と認証を経なければならず、一度供給網に入ると簡単には変更できない。

四半期ごとに価格を交渉していたメモリ業界がファウンドリーのように長期受注基盤に移行しているとの評価がある。ただし、価格上限も範囲内に束縛されるため、好況期には四半期契約よりも価格上昇分が少なく反映される限界もある。

SKハイニックスは、新規生産能力の確保に数年の時間を要するため、2030年までメモリ供給不足が続くと見込んでいる。来年、用仁半導体クラスター1期ファブの稼働を控え、半導体ファブ施設投資を今年より増やすが、投資規模と時期は顧客需要に応じて調整する方針である。





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