18日、関係省庁によると、雇用労働部は12月に同一労働同一賃金の実現に向けたロードマップを発表することを目指し、専門家の意見を収集している。ロードマップには、△同一労働同一賃金原則の法制化、△賃金情報の提供強化、△超企業交渉の活性化などの方策が盛り込まれる見込みである。
金英勲雇用労働部長官は最近の国政監査で、労働市場の格差解消に向けた制度改善の意志を再確認した。13日に国会の気候エネルギー環境労働委員会の国政監査で、呉基圭共に民主党議員が大企業と中小企業、正規職と非正規職間の格差及び公務職の待遇改善問題を提起した。
これに対し、金長官は実態調査を基に同一労働同一賃金原則と公正手当・適正賃金を通じた改善を推進する考えを示した。また、金長官は公務職労働者の待遇改善について「具体的な変化があるよう最善を尽くす」と強調した。
金長官は8月12日の国会業務報告でも同一労働同一賃金原則について「重要な原則であるにもかかわらず、何度も(推進が)難しかった」と述べ、専任組織の新設を明らかにした。その際、自動車整備業を例に挙げ、企業に関係なく職務を分析し、適正な賃金分布を整備する必要があると説明した。
同一労働同一賃金は、業務が完全に同じでなくても、労働の価値が等しい場合には同じ賃金を支払うべきという原則である。雇用労働部は正規職と非正規職など雇用形態による不合理な賃金格差を減らすために、関連制度の拡大適用が必要であると考えている。
現在、同一労働同一賃金原則は男女雇用平等及び仕事・家庭両立支援に関する法律に規定されている。雇用労働部はこの原則を労働基準法にも明記し、より広範に適用する方策を検討している。現行の男女雇用平等法には、同一労働を判断する基準として職務遂行に必要な技術や努力、責任、作業条件などが規定されている。
しかし、制度の実現には賃金体系の改編が不可欠であるとの見方がある。国内企業は職務の価値よりも勤続年数に応じて賃金が上昇する年功序列制度を運営している場合が多い。そのため、同じ仕事をしていても勤続年数や雇用形態によって賃金差が生じる可能性がある。
雇用労働部はその一環として、職務の性格や重要度、難易度に応じて賃金を設定する職務給制の導入を検討している。また、国家統計を活用して職務や職位、勤続年数に応じた賃金分布情報を提供する方策も模索している。
企業ごとに分かれた賃金体系を業種ごとに調整するための超企業交渉の活性化も課題である。企業単位を超えた産業・業種別の交渉が拡大すれば、類似の職務の賃金基準を調整するのに役立つと考えられている。
ただし、労働界と経営界の立場の違いは少なくない。労働界は職務給制への転換が既存の労働者の賃金削減につながる可能性を懸念している。一方、経営界は個人の成果や熟練度を考慮しない一律の賃金適用は難しいとの立場である。
雇用労働部は今後、労使の意見を収集し、法制化と賃金体系改編の方向性を具体化する計画である。ただし、年内にロードマップが発表されても、関連法令の改正や労使協議、職務評価基準の整備などの後続手続きが必要なため、実際の賃金体系の変化までにはかなりの時間がかかると予想されている。
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