旅行記者として多くの食卓に向き合ってきた。代々受け継がれてきた路地の老舗から、名前を聞けばわかる高級ホテルのレストランまで、全国各地を巡り、食べては食べた。その中で身に付いた基準が一つある。それは、料理の価格と満足度は必ずしも比例しないということである。
かなりの金額を支払ったにもかかわらず、物足りなさを感じる日もあれば、特に期待せずに入った店で、長く記憶に残る一食に出会うこともあった。その違いは、必ずしも高価な食材や華やかな皿から生まれるものではなかった。厨房の腕前や、客を迎える人の態度によって分かれることが多かった。
先日、母の誕生日を祝うために訪れたインチョンのソンド遊園地の日本料理店でも、似たような考えを抱いた。
◆ 思い出のソンド、日本料理の一席
ソンド遊園地は、子供の頃の遠足に行った場所である。一時はインチョン市民の代表的な休暇地で、週末には多くの人で賑わった。遊園地周辺のレストランやカフェも同様に繁盛していた。しかし、遊園地が閉鎖された後、雰囲気は一変した。狭い道路に沿って飲食店やカフェは今も並んでいるが、以前のような活気は見られない。その道を通るたびに、人々で賑わっていた子供の頃の風景が思い出される。
この日訪れたのは、その道沿いに2017年6月にオープンした銀座 ソンド遊園地店である。銀座は1998年に設立された日本料理コース専門ブランドで、今年で28年目を迎えた。この店を選んだのは、家族で静かに食事できる独立した空間があったからである。
コース料理は、皿の数以上に考慮すべきことが多い。前の料理の味が次の皿にどうつながるか、冷たい料理と温かい料理の調和はどうかなどを考えることになる。
この日の料理は全体的に満足できるものであった。刺身は食感が良く、付け合わせの味付けも過度に強くなかった。皿ごとに盛り付けが異なり、料理が出てくる間隔も適度であった。コースが進む中で味が単調になったり、食事が退屈だと感じることはなかった。
◆ 誕生日の食卓よりも長く残るおもてなし
食事が進む中、スタッフが特別に用意した誕生日の食卓を持ってきた。祝福の歌も続いた。家族で静かに過ごそうと思っていた夕食が、思いがけず小さな誕生日パーティーとなった。母も予想外の様子であった。食事に来て、思い出を一つ増やしたことになる。
日本には「おもてなし」という言葉がある。客の立場で必要なことを考え、心を込めて迎えるおもてなしを意味する。
振り返ってみると、誕生日の食卓と同じくらい記憶に残ったのは、食事中の快適さであった。スタッフは必要な時に料理を出したり、空いた皿を片付けたりしていた。客が食事に不便を感じないように配慮する姿が印象的であった。そのおかげで、食事の時間中ずっと家族でゆっくりと会話を楽しむことができた。
外食は単に腹を満たすためのものではない。特に家族の誕生日のような特別な日には、料理の味と同じくらい、一緒に過ごす時間が重要である。誕生日の歌のように目立つイベントも嬉しいが、客ごとに求めるサービスの形は異なる。過度な関心よりも適度な距離を保つ配慮が、より感謝されることもある。この日の夕食が長く記憶に残る理由もそのためであろう。
◆ 変わったメニュー、守るべき味
外食費の負担が増す中、消費者はレストランを選ぶ際に価格やメニュー構成をより慎重に考えるようになった。銀座も最近、夕食の定食を新たに導入し、既存のコースの構成を調整した。
しかし、価格帯を多様化したり皿の数を増やすだけでは、客の選択を得ることは難しい。重要なのは、料理一つ一つの味と食材の状態である。いくら安価なメニューでも、料理の質が落ちれば再訪する理由はない。
銀座は全国20店舗をすべて直営で運営している。本社が食材管理から調理、サービスまで運営全般に関与する構造である。この中で、ソンド遊園地店と分譲のソヒョン店は、美食ガイド「ブルーリボンサーベイ」に掲載された実績もある。日本料理のコース料理は、料理の味だけでなく、盛り付けや接客が一体となって一食の満足を決定する。結局、客にとって重要なのは、ブランドの規模や名前ではなく、自分が訪れたレストランでどんな料理を食べ、どんなもてなしを受けたかである。
◆ 良いレストランの条件
旅行の途中で長く記憶に残る料理が必ずしも最も高価な料理とは限らない。ある日は市場の路地で食べた一杯のスープが、またある日は心を込めて作られたコース料理が長く記憶に残った。
ソンドでの夕食も、そのような記憶の一つとして残るだろう。母のための誕生日の食卓と家族で交わした会話、次々と出てきた料理は、その日の時間を温かく満たしてくれた。
良いレストランとは何であろうか。美味しい料理を提供する場所かもしれないし、価格に対して満足のいく一食を提供する場所かもしれない。ただ、一度の良い経験が再訪する理由になるためには、次回訪れた際にも同様の満足を得られる必要がある。
誕生日でも記念日でもない普通の夕食でも、美味しい料理を食べて快適に過ごせる場所。そんなレストランであれば、再訪しない理由はない。
* この記事はAIによって翻訳されました。
