2026. 10. 15 (木)

【特別対談】金賢基とは何か…議会の重みが行政の深みを増す

金賢基 江南区庁長
金賢基 江南区庁長。[写真=ハン・ジュング記者]

金賢基江南区庁長との対話は、準備された質問の枠を何度も超えた。アプクジョンの再建築から始まった話は、公務員組織の運営、ソウル市と自治体の関係、都市の成長力へと続いた。彼の回答の特徴は、現状を個別の事業として説明するにとどまらない点であった。住宅を修繕することと都市を変えること、組織の士気と住民が受ける行政サービスを結びつけて解決策を見出した。

ソウル市議会の議長を務めた彼にとって、ソウル市は協議すべき上位機関であり、共に息を合わせてきた行政現場である。彼はオ・セフン市長との関係を説明し、議長として市政を共に扱った経験を強調した。インタビューで注目を集めたのは、強い政治的印象とは異なる、組織運営論であった。

彼は、公務員を追い詰める方法では行政の効率を高めることは難しいと述べた。企業と行政は組織の性格が異なり、公務員の士気が低下すれば、その影響は最終的に市民や区民に戻るという。構成員を労わりながら変化を促す必要があるという言葉からは、組織を動かす方法についての思索が読み取れた。

再建築を見つめる視点も具体的であった。組合内部の対立を無条件に悪いものとは見なさなかった。対立の原因を探り、解決策を提示すれば、事業を発展させる契機になるという説明である。対立管理の専門家を含む支援チームは、この認識を行政に移す装置である。

組合との関係では、自ら守ってきた線を強調した。ケポドンの再建築現場を説明しながら、組合長たちと会ってもミックスコーヒー程度しか飲まなかったと回顧した。続けて市議に落選した後、彼らから食事の提案を受けたが、再び公職に挑戦する考えがあったため、一切応じなかったと述べた。事業を助けつつ私的な関係に依存しないようにした彼の説明には、支援と監督を同時に行う公職者の立場が含まれていた。

より大きな政治的役割についての質問には、自信と抑制が共に表れた。ソウル市政と区庁業務を理解している点を強調しつつも、ソウル市長の座は業務能力だけで行く場所ではないと述べた。出馬の意向は明らかにしなかった。代わりに「特別な欲はない。ただし、目標がないわけではない」と語った。

彼の視線は、江南が享受してきた名声よりも次の成長の条件に留まった。老朽住宅地の再建築、AI・ロボット産業、K-コンテンツを江南の未来を導く軸として提案した。議会で積み上げた経験を区政の実行力に変えること。金賢基の政治的重みが行政の成果に結びつくかどうかを判断する基準もそこにある。




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