知人や親族を動員して複数の建物を建てた後、100人を超える賃借人から敷金(保証金)約190億ウォンをだまし取った「家族型伝貰(チョンセ)詐欺グループ」が相次いで検察に送致された。彼らは賃借人の敷金で建物を建て、別の建物の敷金を返済するいわゆる「自転車操業」の手法で犯行を続けていたことが明らかになった。
14日、警察などによると、ソウル冠岳(クァンアク)警察署は2024年から最近にかけて、中国籍の総責任者であるホン某氏と妻、親族に対する捜査を進めた。
首謀者のホン氏は現在海外に滞在中で身柄の確保には至っていないが、警察は妻のイ某氏や親族ら計16人を詐欺などの容疑で検察に送致した。このうち、ホン氏の妻イ氏は先月末に行われた1審で懲役10年の実刑判決を言い渡された。
ホン氏らは2018年から2023年にかけてソウル冠岳区などで、融資金と賃借人の敷金を活用して多世帯住宅11棟を相次いで建設し賃貸業を展開。合計128人から敷金約190億ウォンをだまし取った疑いが持たれている。
彼らは新たな賃借人の敷金で既存の賃借人の敷金を返還する、いわゆる「敷金の自転車操業」を繰り返した末に支払不能状態に陥った。敷金を返還されなかった被害者の大部分は新社会人だという。
警察は2024年から同グループに対する多数の告訴・告発状を受理して捜査に着手し、今年の初めに妻イ氏を拘束した。ホン氏夫婦に名義を貸して犯行を手助けしたと調査された親族らも一緒に検察に引き渡された。
調査の結果、彼らは建物の残存価値が下がり事実上敷金を返還できない「逆ザヤ物件(担保価値より債務額が多い住宅)」の状態であるにもかかわらず、既存賃借人の敷金である先順位保証金の総額を偽って賃借人らを欺いていたことが判明した。
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