2026. 08. 14 (金)

外部による貸付詐欺が発覚、銀行の審査システムに新たな課題

  • 4つの銀行で発生した事故額は490億ウォンに達する…調査過程で規模も拡大

  • 横領・背任を超えた外部詐欺…貸付審査体制に「非常事態」

写真=聯合ニュース
[写真=聯合ニュース]
主要な銀行で外部者が虚偽の資料を用いて貸付を受ける金融事故が相次ぎ、銀行の貸付審査システムが再び試練に直面している。これまで、従業員の横領や背任など内部の金融事故を防ぐための統制を強化してきたが、今回は外部者が貸付審査の網を突破する形の事故が繰り返されている。複数の銀行で類似の事故が発生し、事故額も後から増加していることから、貸付実行前の検証と事後管理体制を再点検する必要があるとの指摘が出ている。

13日、金融業界によると、KB国民銀行、シンハン銀行、ウリ銀行、IBK企業銀行は、12日に外部者による詐欺で金融事故が発生したと公表した。国民銀行では新たな事故が確認され、シンハン銀行、ウリ銀行、企業銀行は既存の事故額を引き上げて訂正公表した。4つの銀行の事故額は約490億ウォンに達する。捜査が進行中のため、事故額がさらに増加する可能性もある。

今回の事故は、銀行の役職員が資金を不正に流出させたり、不当な貸付を行った従来の横領・背任事故とは性質が異なる。外部者が虚偽の資料を巧妙に作成し、正常な借り手のように貸付審査を通過した点が挙げられる。金融業界では、金融事故が内部の従業員の逸脱を超え、貸付審査手続き自体を狙う外部詐欺に高度化しているとの分析が出ている。

実際、金融詐欺は金融業界で最も頻繁に発生する金融事故のタイプである。韓国の国民の力の強民国議員室が金融監督院から提出を受けた資料によると、2020年から今年4月までに全金融業界で発生した金融事故609件のうち、金融詐欺が253件で最も多かった。

銀行は大規模な金融事故が繰り返される中、役職員ごとの内部統制責任を明確にし、異常取引検知システムも強化してきた。しかし、銀行業界では外部者が巧妙に偽造した資料を用いて組織的に貸付を申請すると、個別の営業所の審査だけではすべてを見抜くのに限界があると説明している。

それでも外部詐欺を銀行外の問題として片付けることは難しいとの指摘もある。複数の銀行で類似の事故が繰り返され、事故額も事後調査過程で増加しているためである。貸付実行段階で提出された書類と借り手の取引実体を十分に検証したのか、貸付後に異常な兆候を適時に把握できたのかを点検する必要がある。

特に事故の手法が急速に進化しているため、従業員中心の内部統制から脱却し、貸付審査自体を補完する必要があるとの声が高まっている。個別の営業所の審査に依存するのではなく、本店レベルでの異常兆候分析や外部データのクロス検証を通じて、虚偽の資料や異常な貸付申請を事前に排除する体制を強化すべきである。

金融業界関係者は「複数の銀行で類似の事故が繰り返されていることは、銀行業界全体で審査システムを再点検する必要があることを意味する」とし、「事後の責任を強化するだけでなく、貸付実行段階から異常兆候を探知できる実質的な予防策が必要である」と指摘した。




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