2026. 08. 12 (水)

モズタバ・ハメネイ、イラン軍の主要ポスト6名を人事

  • コミュニケーションが難しいとされる大統領も「最高指導者の健康は良好」と強調

イラン最高指導者モズタバ・ハメネイの写真
イラン最高指導者モズタバ・ハメネイの写真[写真=AP連合ニュース]

一時重篤説が流れていたモズタバ・ハメネイイラン最高指導者が、精鋭軍イスラム革命防衛隊とイラン正規軍において6名の指揮官級人事を行ったと、タイムズ・オブ・イスラエルなどの外信が10日(現地時間)に報じた。

外信によると、この日ハメネイ最高指導者はソーシャルメディアを通じて新任指揮官6名の人事を発表した。イランインターナショナルによれば、アリ・アブドラーイがイラン軍総参謀長に任命され、キヨマールス・ヘイダリが副参謀長となった。また、アフマド・バヒディが革命防衛隊総司令官に昇進し、モズタバ・イザディが副司令官となった。

この中でバヒディとイザディは、イラン戦争勃発直後の3月から革命防衛隊を率いてきた人物である。イランインターナショナルは、ハメネイ最高指導者の即位以降、公開的に革命防衛隊を指導してきた司令官たちの職務を公式に承認するものだと分析している。また、今回の人事ではアリ・アズマエイが革命防衛隊海軍司令官に任命され、ホセイン・タイエプ革命防衛隊情報部長がバシズ民兵隊司令官に就任した。

今回の人事は、最近重篤説が流れていたハメネイ最高指導者がメディアを通じて自身の近況を伝える映像を配信し、マスード・ペジェシキアン大統領と面談するなど存在感を強調する中で行われた。重篤説は反イランメディアのイランワイヤーが7日、匿名の情報源を引用してハメネイ最高指導者が重篤で内閣人事と接触していないと報じたことから広まった。

その後、イラン半官営メフル通信はハメネイ最高指導者の健康な姿を捉えた映像を配信した。メフル通信の映像にはハメネイ最高指導者が複数の人物と会話する様子が映っていたが、通信は撮影場所や日付、出席者の身元については明らかにしなかったと外信は伝えている。また、出所が不明なこの映像だけでは世界の疑念を払拭するには不十分だとの指摘もある。

ペジェシキアン大統領も10日、内務省で開催された政党及び政治家事務総長会議でハメネイ最高指導者との面談について説明し、重篤説を払拭しようと努めた。彼は「(ハメネイ最高指導者の)健康状態は非常に良好であり、いくつかの指示を示した」と述べ、「私は懸念や問題点を話し、彼は私の話を快く聞いてくれた」と国営IRNA通信は報じた。この面談は7時間にわたって行われたという。

ペジェシキアン大統領の発言は、わずか5日前の彼の発言とは大きく異なる。以前、ペジェシキアン大統領は5日、国営放送で中継された対談を通じて「新しい最高指導者とのコミュニケーションが非常に困難な状況」と述べていた。

ニューヨークポストによれば、ハメネイ最高指導者はアメリカの最初の空爆があった2月28日に顔や脚に重傷を負ったとされる。先代のアヤトラ・アリ・ハメネイ最高指導者はその日、空爆で亡くなった。その後、ハメネイは新たな最高指導者に選出されたが、これまで公式の場に姿を現していない。これについて西側などでは負傷によるものと推測されているが、イラン当局はハメネイ最高指導者の健康異常説を否定してきた。



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