2026. 08. 07 (金)

韓国のK-ヘリテージの世界化推進…日本での安重根の遺墨も公開

  • 世界遺産委員会の「釜山宣言」を継続的に共有・発展

  • 20年間凍結された「宮殿観覧料」の現実化を推進

許敏国家遺産庁長が5日、青瓦台の迎賓館で行われた李在明大統領主宰の省庁業務報告で報告している。写真=聯合ニュース
許敏国家遺産庁長が5日、青瓦台の迎賓館で行われた李在明大統領主宰の省庁業務報告で報告している。[写真=聯合ニュース]

政府はK-ヘリテージの世界化を加速させる。世界遺産登録の推進をはじめ、海外にある我が国の遺産の主権を取り戻し、気候危機に備えた国家遺産の安全網を強化する。現忠祠など主要な史跡の緑地空間を開放し、文化遺産宿泊プログラムを導入して、国民が日常生活の中で国家遺産を享受する機会を広げる。

国家遺産庁は5日、このような内容を含む下半期業務報告を発表した。K-ヘリテージの国際的な地位を高めると同時に、国家遺産の保護と活用を強化することが核心である。

まず、先月世界遺産委員会で採択された「釜山宣言」のフォローアップとして、来年中に「釜山フォーラム」を開催し、グローバルな遺産政策に対する持続可能なリーダーシップを確立する。

世界遺産登録も続けて推進する。今月11月には「檀園高 4.16 アーカイブ」と「水運雑方と食ディミ方」の世界記録遺産アジア太平洋地域リストへの登録を目指し、12月には「韓紙制作の伝統知識と技術及び文化的実践」のユネスコ無形文化遺産登録に力を入れる。

韓国の優れた遺産保存・復元技術を前面に出し、国際協力も拡大する。エジプトのラメセウム神殿やガーナの古城など8カ国を対象に遺産保存・管理支援(ODA)を実施する。トルコのクルテペ遺跡、ベトナム・モンゴルの水中遺産など共同発掘調査を通じて、韓国の文化遺産保存技術を世界に広める。
 
李在明大統領が5日、青瓦台の迎賓館で行われた教育部・国家教育委員会・文化体育観光部・国家遺産庁などに対する省庁業務報告で発言している。写真=聯合ニュース
李在明大統領が5日、青瓦台の迎賓館で行われた教育部・国家教育委員会・文化体育観光部・国家遺産庁などに対する省庁業務報告で発言している。[写真=聯合ニュース]

海外にある我が国の文化遺産管理も強化する。無視されている国外の史跡に対する体系的な管理計画を策定し、海外各地に根付く我が国の文化遺産の主権を隙間なく守る。今月中に返還文化遺産である「安重根の遺墨」を初公開し、その価値を共有する予定である。

また、気候危機に備えた国家遺産保護システムを構築する。安東の奉政寺など主要な寺院5カ所周辺に山火事用の大型スプリンクラーを来年中に試験設置する。来る9月からは国宝や宝物など重要文化遺産180件に「人工知能(AI)基盤の知能型検知システム」を導入し、特別災害宣言地域内で国家遺産の被害が発生した場合、最大2000万ウォンを即時支援する制度も運営する。

国民が国家遺産を日常で楽しむ機会も拡大する。文化遺産で休息と熟考を楽しむ「休符プロジェクト」を通じて、来年から現忠祠など主要な史跡の緑地空間を試験的に開放する。文化遺産で宿泊できる「K-ヘリテージステイ」事業も推進する。来る10月から11月まで、国立古宮博物館の屋外イチョウの空間を実際の式場として開放する「文化遺産の中での結婚式」を運営する。

規制の革新にも取り組む。世界遺産周辺の保存と開発が調和するように、世界遺産影響評価制度を高度化し、発掘現場合同支援団など規制許可のファストトラックを運営し、大規模国策事業を効果的に支援する計画である。

20年間凍結されていた宮殿観覧料も現実化する。国民公開討論会を経て、来る11月中に新しい観覧料基準を発表し、2027年1月1日から適用する。今年上半期の全宮殿観覧者は前年同期比6%増加し、外国人観覧者は29%も急増するなど、宮殿の保存管理と観覧サービス改善のための安定した資金確保が急務である。

許敏国家遺産庁長は「国際的な関心と参加の中で第48回ユネスコ世界遺産委員会を成功裏に終えた後、今年下半期にも我が国の国家遺産のブランド価値を世界に広めていく」と述べ、「国民が実感できる国家遺産享受プログラムと規制革新を推進する積極的な行政を続けていく」と述べた。



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