![[写真=LS]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/10/01/20251001161529724729.jpg)
LS-L&Fバッテリーソリューション(以下LLBS)が30日、全羅北道のセマングム国家産業団地に約4万坪規模の前駆体工場を竣工した。 LLBSの新規工場は計1兆ウォンを投資し、約1000人余りの雇用創出効果で地域経済活性化に寄与する計画だ。
LSのク·ジャウン会長は“全世界の80%に達する前駆体市場の中国依存度を低くし、純粋な国内技術でグローバルサプライチェーンを先導するため、セマングムにK-バッテリー素材の心臓になる核心拠点を用意した”とし、“バッテリー産業バリューチェーンの国産化を導き、K-バッテリー素材強国の実現を操り上げるだろう”と竣工背景を説明した。
これに先立ち、LSグループは電気・電力・素材など既存の主力産業を強化すると同時に、バッテリー・電気自動車・半導体関連事業を未来成長動力として決め、ク会長の経営戦略に拍車をかけている。
このような経営戦略の一環として設立されたLLBSは2023年10月、グループ持株会社である(株)LSがハイニッケル陽極材専門会社のL&Fと提携し、バッテリー核心素材陽極材の原料として使われる前駆体事業のためにスタートした合弁会社だ。
今年4月、全体工場の使用承認を受けたLLBSは前駆体の試験生産を皮切りに、2026年には2万t、2027年には4万t、2029年には電気自動車130万台規模に当たる12万tの生産を目標にしている。
さらに、LSグループの非鉄金属製錬会社、LS MnMも約1兆8000億ウォンを投資し、2027年の蔚山(ウルサン)工場竣工に続き、2029年にセマングム工場まで稼動すれば、前駆体の核心素材である硫酸ニッケルを年間6万2000トン規模で量産する予定だ。
これでLSはLS MnMがLLBSに硫酸ニッケルを供給すれば、LLBSがこれを活用して前駆体にした後、陽極材を生産するパートナー会社のL&Fに納品するバッテリー産業バリューチェーンを純粋な国内技術で実現し、2次電池素材事業生態系構築に主導的な役割を果たす計画だ。
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