![[写真=LGディスプレイ]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/08/06/20250806113411643995.jpg)
LGディスプレイが人工知能(AI)の導入を通じて製品設計期間を1ヵ月から8時間に短縮した。 年間2000億ウォン前後の収益性改善効果を収めた。
今年はさらに強化された「人工知能転換(AX)」を推進し、3年内に業務生産性を30%引き上げる方針だ。
LGディスプレイは5日に開催した「AXオンラインセミナー」を通じ、AX革新元年の成果を紹介し、今後の実行目標などを共有した。
LGディスプレイのイ·ヨンジュ製造AI室長は“中国企業の挑戦から競争優位を確保する最も重要な手段は「AI」”とし、“技術自体より重要なのは活用能力”と強調した。
製品開発段階からAIが最適化された設計図面を提案する「設計AI」を導入する。 曲面パネルやベゼルの薄い異形ディスプレイは外郭部のデザインに合わせて一つ一つ異なる形で設計しなければならない困難がある。 不良も頻繁で、図面の生成に平均1ヵ月がかかる。 LGディスプレイは6月、異形ディスプレイパネル「エッジ設計AIアルゴリズム」開発を完了した。
LGディスプレイのイ·ヒドン設計AIチーム長は“製品開発段階から「設計AI」を導入し、エラーは顕著に減り、所要時間も8時間に大幅に減少した”と説明した。
独自開発した「AI生産体系」は有機発光ダイオード(OLED)製造工程に特化した。 「AI生産体系」の導入で、品質改善にかかった時間が平均3週間から2日に大きく短縮され、良品生産量拡大で、年間2000億ウォン以上の費用効果も創出した。 既存に手作業で遂行していたデータ収集・分析時間をソリューション導出と改善方案適用など高付加価値業務に活用できるようになった。
LGディスプレイはモバイルを筆頭に、年内にTV、IT、AUTOなどOLED工程全般に「AI生産体系」を適用していく計画だ。
AI技術の高度化作業も進行中だ。 イ·ヨンジュ室長は“今後、AIが自ら判断して生産性改善方案を提案し、簡単な装備改善を制御する段階まで開発する計画”と述べた。 特に、LG AI研究院の「EXAONE」を結合し、性能を一層引き上げる予定だ。
事務職の場合、独自開発したAIアシスタント「HI-D」を通じて業務効率を向上させている。 AI検索からテレビ会議のリアルタイム翻訳、会議録作成、メール要約および草案作成などを支援する。 報告用PPT草案の作成まで機能を拡大する計画だ。
HI-Dの導入以後、一日平均業務生産性は約10%向上した。 高度化を繰り返し、3年内に業務生産性を30%以上引き上げる計画だ。
LGディスプレイのチョン·チョルドン最高経営者(CEO)は“AXを全社に拡大適用し、体質改善、原価革新、収益性改善などの成果が現れている”とし、“全社次元のAX革新を推進し、事業の根本競争力を高める”と強調した。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。