![[写真=サムスンSDI]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/08/01/20250801115009327710.jpg)
サムスンSDIが電気自動車のキャズム(一時的な需要鈍化)を克服できず、第2四半期にも営業損失を記録し、3四半期連続で赤字を続けた。
サムスンSDIは31日、今年第2四半期の営業損失が3978億ウォンで、赤字転換したと公示した。 同期間の売上は3兆1794億ウォンで、昨年同期比22.19%減少した。 純損失は1667億ウォンで、赤字に転じた。
ESS(エネルギー貯蔵装置)及びBBU(Battery Backup Unit)用の売上は増加したが、主要顧客の電気自動車需要鈍化の影響が続き、収益性が大幅に下落した。
ただ、サムスンSDIは今年下半期の売上が漸進的に増加し、収益性が一部改善されるものと予想した。 電気自動車用バッテリー部門は米国内のステランティスとの合弁会社であるSPE(StarPlus Energy)のライン運営の効率化を通じ、需要変化の影響を最小限に抑え、角型LFPバッテリーなど様々なケミストリー新製品を通じ、普及型電気自動車市場の受注を拡大していく方針だ。
また、ESS用バッテリー部門は米国内の現地量産体制を確保し、年内に生産を開始し、国内電力網の安定化プロジェクトを通じて販売を拡大する予定だ。 この他にも新再生エネルギー発電の割合拡大と人工知能(AI)データセンターの増加などに対応し、バッテリーの受注も積極的に推進する。
小型バッテリー部門はBBU用高出力バッテリーの売上を拡大し、新規タブレス円筒型バッテリーを発売して電動工具用バッテリーの販売を増やす計画だ。
サムスンSDIは“厳しい市場環境の中でも核心事業戦略を支障なく実行し、実績回復と中長期成長を成し遂げていく”と述べた。
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