![[写真=韓進]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/29/20250729145711562423.jpg)
韓進は全世界的な野生動物不法取引根絶のための「バッキンガム宮殿宣言」に署名したと29日、明らかにした。 韓国総合物流企業の中では初めてだ。
今回の宣言参加は韓進が推進中の世界自然基金(WWF)とのパートナーシップ履行課題の一つであり、グローバル物流ネットワークを持つ企業として生物多様性保全に寄与し、持続可能経営をさらに強化するための決定だ。
バッキンガム宮殿宣言は2016年3月、全世界の運送および物流企業が自社の運送網を利用した野生動物の不法取引を遮断するために結成した国際的な共同宣言だ。
世界的に年間230億ドル(約31兆5000億ウォン)規模と推定される野生動物の不法取引は、象、サイ、トラなど数多くの絶滅危機種を脅かし、生態系の破壊を加速させる深刻な犯罪だ。 犯罪組織は合法的な航空、海運、陸上運送網を巧妙に利用して密取引を試みており、これを根本的に遮断するための運送業界の役割が非常に重要になった。
バッキンガム宮殿宣言は△不法野生動物取引に対する無寛容政策採択 △疑い貨物識別および申告体系構築 △役職員認識向上および教育強化など計11つの具体的な実行条項を含んでいる。 現在、エミレーツ航空、カタール航空、マスク、DPワールドなど100社を超える世界有数の航空、海運、港湾企業が署名に参加し、グローバル連帯を構築している。
韓進は今回の宣言参加を通じ、自社の物流ネットワーク全般にわたって不法野生動物の取引を遮断するための実質的な措置を履行する計画だ。
韓進は全役職員を対象に不法野生動物取引の深刻性と識別·申告方法を教育するキャンペーンを進行中だ。 また、不法野生動物および関連製品と疑われる貨物を発見した場合、直ちに税関など関係当局に通知し、該当貨物の受付および運送を拒否する内部政策を樹立する予定だ。 国内外の法執行機関および関連業界とも緊密に協力し、不法取引手法、運送経路情報を共有するなど共同対応体系も用意する。
これを通じ、韓進の宅配、フォワーディング、港湾荷役、国際特送などすべての物流過程で不法取引を源泉遮断するきめ細かい監視網が構築されるものと期待される。
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