![[写真=ロッテバイオロジクス]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/04/28/20250428150217902426.jpg)
ロッテバイオロジクスが発足3年ぶりに初の受注契約を締結し、本格的な委託開発生産(CDMO)市場進出を知らせた。
27日、業界によると、ロッテバイオロジクスは最近、アジア所在のバイオ企業と抗体薬物接合体(ADC)臨床試験用候補物質の生産契約を締結した。
今回の契約は、ロッテバイオロジクスがブリストル・マイヤーズ スクイブ(Bristol Myers Squibb ・BMS)からバイオ医薬品生産工場を買収した後、初めての顧客確保という点で意味がある。
これに先立って、ロッテバイオロジクスは2023年、2080億ウォンを投資してBMSの米国ニューヨーク州シラキュース工場を買収した。 その後、約1億ドル(約1440億ウォン)の資金を投資し、ADCの生産ラインを確保した。
今回の受注確保はロッテバイオロジクスのADC生産施設の本格稼動を知らせる初めての信号弾と見ることができる。
ロッテバイオロジクスは今年120億ドル(17兆2700億ウォン)から2033年360億ドル(51兆8000億ウォン)に成長が予想されるADCグローバル市場で競争力を強化するという方針だ。
シラキュース工場は優秀医薬品製造・品質管理基準(cGMP)施設で、ワンストップサービスを提供する。 最大1000リットル(ℓ)接合反応器を含む統合された生産・精製ラインを備えている。
今回の契約により、業績上昇にも青信号が灯った。 ロッテバイオロジクスは仁川松島(ソンド)新工場着工などの影響で、投資が拡大し、昨年、純損失897億ウォンを記録し、赤字転換した。
一部で受注確保が急がれるという指摘が出た理由だ。 しかし、今回の契約で受注確保に対するイシューも蚕食することになった。
ロッテバイオロジクスがADC生産施設を基盤にグローバル製薬会社と受注議論を進めていると明らかにしただけに、今回の契約を皮切りに、受注確保に突破口が開かれる見通しだ。 2027年完工予定の松島新工場が本格稼動する場合、売上上昇にも寄与するものと観測される。
韓国経済人協会が発刊した「グローバルバイオ医薬品CDMO市場分析・示唆点」報告書によると、グローバルCDMO市場規模は2030年、最大79兆ウォン規模に成長する展望だ。
一方、ロッテグループは3回にわたってロッテバイオロジクスの有償増資に参加し、計5700億ウォンの資金を支援した。 創業主3世であるロッテ持株のシン·ユヨル副社長はロッテバイオロジクス・グローバル戦略室長として兼職し、ロッテバイオの経営に参加している。
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