![[写真=現代自]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/04/24/20250424152226669183.jpg)
現代自・起亜がインドの名門工科大学と提携し、電気自動車バッテリー分野の核心技術の確保に乗り出す。
現代自・起亜は23日(現地時間)、IIT(インド工科大学)の3つの大学と共に、「現代未来モビリティ革新センター(Hyundai Center of Excellence for future mobility technology)」の共同設立のための契約を締結したと明らかにした。
IITは1951年に設立されたインド最高水準の工学教育機関で、インド全域で23のキャンパスを運営している。 現代自・起亜は昨年12月、△IITデリー △IITボンベイ △IITマドラスなど最上位3つの大学と業務協約(MOU)を結んだのに続き、今回の契約締結でインド内の電動化技術特化研究拠点である現代革新センターを本格的に発足させた。
現代革新センターは現代自・起亜とIITの教授陣が共同で運営し、バッテリーと電気自動車分野を中心とした分科組織を通じ、実質的な産学協力を展開する。 現代自・起亜は現代革新センターに2年間、約50億ウォン規模の投資を通じ、バッテリー・電動化分野を含む未来モビリティ技術に対する共同研究を行う計画だ。
共同産学研究課題はバッテリーセルとシステム、BMS(バッテリー管理システム)、バッテリー試験など4分野・計9件で構成される。 代表的に△AI基盤のバッテリー状態診断技術開発 △インド3輪電気自動車用バッテリーパック設計のための試験プロファイル開発 △高容量リチウムイオンバッテリー用シリコン陰極素材開発 △インド現地の充電インフラを考慮した緩速充電システム開発など、インド現地環境とインフラ特性に基づいた課題が含まれた。
現代自・起亜は共同研究を行い、エネルギー密度・寿命・安全性など電気自動車バッテリーの核心性能を革新的に改善すると同時に、インド電気自動車市場の成長を後押しできる実効性の高い技術ソリューションを確保するという戦略だ。 また、IITの教授陣から創意的なアイデアを公募してもらい、未来技術を発掘するプログラムも運営する。 現代自・起亜はこの20年間、学界から毎年約500件の課題を公募され、共同研究を進めてきたが、海外現地の教授陣を対象にするのは今回が初めてだ。
現代自・起亜は今回のIITとの協力をきっかけに、グローバル学界との協業範囲をさらに広げ、中長期技術開発と連携した未来技術アイデアを早期に確保していく方針だ。 さらに、現在のIIT 3つの大学を中心に運営されている現代革新センターを、2025年末までに10大学の計100人余りの教授陣が参加するモビリティ専門家ネットワークに拡張することで、インド全域を網羅する産学協力基盤を設ける計画だ。
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