![[写真=ネクセンタイヤ]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/03/10/20250310172240874258.jpg)
ネクセンタイヤがチェコに建設した欧州工場とグローバルブランドの認知度向上を基に、欧州市場で高成長を続けている。
ネクセンタイヤは7日の企業説明会で、昨年の欧州売上高が1兆1000億ウォンを記録したと9日、明らかにした。 2023年の欧州売上高が1兆ウォンを突破したのに続く快挙であり、前年(2023年)比10%以上増加した実績だ。 昨年稼動を開始した欧州第2工場の物量が加わると、今年も追加成長が期待される。
2019年に第1段階の稼動を開始したネクセンタイヤの欧州工場はチェコのジャテツ(Zatec)に位置し、敷地面積66万㎡、年間生産能力約1000万本規模のタイヤ生産基地だ。 現在、約1200人の現地人材を雇用し、乗用車や軽トラック用タイヤを生産し、欧州市場に供給している。
チェコは伝統的に製造業が発達した国であり、ヨーロッパ全域に進出できる最適化された立地条件を持っている。 鉄道や道路などの産業インフラが整っており、ドイツ、フランス、英国などとのアクセスが優れており、特にネクセンタイヤ工場が位置するジャテツは、半径400km以内に約30社のカーメーカーが位置し、新車用タイヤの供給に有利だ。
ネクセンタイヤが計9億ユーロを投資して建設したチェコ工場は、エコ・自動化設備を備えた最先端スマートファクトリーで、原材料から生産·品質·物流まで全工場の自動化を基盤に生産性を画期的に向上させた。 また、品質管理システム認証(IATF 6949)および国際環境経営体制認証(ISO 14001)を取得し、国際基準を満たす高品質・エコ生産設備を運営している。
2016年からはポルシェを皮切りに、欧州プレミアム完成車メーカーに新車用タイヤを供給し、安定的な需要先の確保とブランドバリューアップの基盤を整えた。 プレミアムブランドに新車用タイヤを供給するということは、ネクセンタイヤの品質と技術力がそれだけ優れていることを意味する。
ネクセンタイヤはポルシェ、メルセデス·ベンツ、BMW、アウディなどグローバル4大プレミアムブランドに全て新車用タイヤを供給しているが、このような技術力と品質を認められたタイヤメーカーは世界10社以下と知られている。 これはネクセンタイヤの持続的なR&D投資の結果だというのがメーカー側の説明だ。
実際、ネクセンタイヤは製品開発から完成品検査まで、様々な領域で人工知能(AI)と仮想現実(VR)技術を適用している。 2022年、AI活用タイヤ性能予測システムを構築したのに続き、昨年、「High Dynamicドライビングシミュレーター」を韓国タイヤ業界で初めて導入した。 製品検査工程にも「AI基盤の製品検査自動化システム」を導入し、品質競争力と生産性を強化している。
このほか、英国プレミアリーグ(EPL)のマンチェスターシティFCと2015年から10年間、グローバルパートナーシップを続けており、欧州の各地域の特性に合ったスポーツ後援で差別化されたマーケティングを展開している。
ネクセンタイヤ関係者は“欧州での目覚ましい成長はチェコ工場を筆頭とした生産、プレミアムOE供給を通じた技術力と品質競争力の立証、スポーツマーケティングを活用したブランド認知度向上が三拍子を成した結果”とし、“競争力強化を通じた持続成長を通じ、グローバルリーディング企業としての地位を強固にする”と述べた。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。